この記事では、薬剤師国家試験について、ポンの実際の体験談をもとに、赤裸々に語っていきます。
国家試験は薬学部の集大成です。長い長い勉強生活で心が折れているかもしれません。
ポンは、学生時代は、部活の先輩から過去問をもらって、それを利用していたため、もらtった過去問を暗記することで定期試験をクリアしていました。
6年生になり、薬剤師国家試験の問題を初めて解いたときの正解率は
…2割程度
ちなみに当時は65%で合格。足切りあり。
絶望したのを覚えています。
でも、今こうして、薬剤師国家試験に1発合格し、薬局薬剤師として働いています。ポンでも合格できるんだから大丈夫!!
そんな僕の経験を踏まえて、薬剤師国家試験について語っていきます。
読んでね♪
ポンの薬剤師国家試験体験記
薬学部6年生4月頃(過去問初挑戦)
ある日、研究室の先生より命令
それに従って、過去問を解きました。
僕の研究室は1学年20人と、それなりに大所帯の研究室で、既に勉強をしっかり始めている人と、
僕みたいに、まだ部活(当時テニス部)に打ち込んでいる人と別れていました。
国家試験に対する意識はかなり差がありました。
CBTとOSCE以降、テスト勉強らしいことはまったくしてなかったので、「今の僕はどの位置にいるんだろう」と若干興味もありました。
実際に解き始めると・・
もういろいろ超えて、笑いそうなくらいわからなかったです。
自己採点も終えて結果は・・・
20%
結果を見た先生より
はい。また現実逃避しました。より部活に打ち込むようになりました。
薬学部6年生7月頃(中間卒業試験)
僕の通っていた大学は、中間卒業試験と卒業試験の2つの合計で合格、不合格がありました。
さすがにこの時のポンは皆と一緒に勉強しました。
ですが・・・全然頭に入ってこない。
そりゃそうだよね。今まで過去問のコピー&ペーストでやってきたんだもの。
基礎が全くないポンにはつらい現実でした。
実際にこの時の点数が5割程度・・・
まだ12月の卒業試験に向けて考えたら、絶望的な点数・・とまではいかなかったですが、厳しい現実をつきつけられました。orz
薬学部6年生9月頃(予備校の先生がくる)
この頃になると、薬ゼミの予備校の先生が来てくれて、実際に授業してくれます。
僕の通っていた大学にも薬ゼミの先生が来てくれて、授業を教えてくれました。
予備校の先生の授業を聞いて、
衝撃的でした!!今までどうやってもよくわかってなかったものが、頭の中にするすると入ってきました。
授業を聞いてひとり、「こういうことだったのか!!」と感動していました。
ですが、周りのみんなはあくびをしながら授業を聞いている人もいます。
周りとの温度差・・衝撃でした。
薬学部6年生10月頃(模試)
予備校が作成してくれる模試がこの頃になるとあります。
予備校の模試は、実際の薬剤師国家試験の難易度よりも高めに設定されているため、メキメキと力をつけている人たちも、この模試を受けてうなだれて帰っていきました。
ポンもこれを受けてまた3割程度の正解率・・・
「10月だぞおい・・」
もう留年が頭をよぎっていました。
周りの友達もフェードアウトする人も・・・怖
薬学部6年生12月頃(卒業試験)
ついに卒業できるかどうかの試験が始まりました。
この試験に受からなければ、薬剤師国家試験を受ける資格すら得る事ができません。
でも今まで必死に勉強してきたから大丈夫!!
そう信じて試験に臨みました。
結果は・・
9点足りない・・
留年確定!!!orz
と・・おもいきや・・
最後のチャンスを手に入れました!!
ここからです。
ここから追いつめられたポンの怒涛の快進撃が始まりました。
卒業試験再試(卒業試験から2週間後)
ホントにホントに最後のやつ。
人生で1番勉強に向き合った2週間でした。
これで落ちたら留年。
親になんて言おう・・私立の薬学部だよ。お金どうするの!!親に頼み込んで大学に来ているのに。
もういろんな想いが詰まりすぎてパンクしそうでした。
試験も今まで以上に「全集中」して受けました。
途中退室なんてもってのほか・・
何度も何度も何度も!!!見直ししました。
その結果・・・
50点アップ!!
「ウエアアアアアアア(´Д`)!!」
薬剤師国家試験合格(3月)
8割強の正解率をキープ!!
無事薬剤師国家試験に合格することができました。
逆に卒業試験に落ちてなかったら、国家試験本番が危なかったかも・・。ポンの性格上そうなってたかもしれません。
卒業試験に落ちたからこそ、緊張の糸を張ったまま本番を迎えることができたと思います。
6年生のはじめの正解率→2割ですよ!!2割!!
そんな僕でも合格できるんです。
どうですか?夢ないですか!??
勉強の仕方と、メンタルさえキープできれば、合格する確率は必ず上がります。
効果的な薬剤師国家試験勉強法
では、薬剤師国家試験に合格するには、一体どういった勉強が効果的なのか?
もちろん、大学の授業を聞いて、コツコツ学んで、受けた授業の内容をきっちりと自分のものにする。予習、復習を行う。
これは当然です。
でも、これができたらポンのブログ読んでないと思います。
では、ポンが思う効果的な勉強法
「ポンメソッド」
をお伝えしていきます。
(ポンメソッド1)ノートまとめを行う
「ノートまとめくらいやっとるわ!!」
って思う人。そりゃあいますよね。みんな授業受けてやってるんだもの。
でもね、そのノートにどこに何があるか知っていますか?
教科書ってわかりやすく内容が書かれていますよね?でもその教科書の何ページのどこに何が書いているかわかりますか?
わからないですよね。
自分でどこに何が書いてあるかすぐわかる。そんなノートがあれば、めっちゃ便利じゃないですか!?
どうしても教科書の言葉って人の文章で書いてあるので自分の中に落ちない感じがします。
- 教科書の内容をまずインプットする。
- その後に自分の言葉でアウトプットする。
- 初めてその知識が自分のものになる。
ノートでは、極力教科書の言葉は写さずに、自分の言葉で書いていきましょう。
なんなら図で書いちゃってかまいません。
だってそれが自分のいちばんわかりやすいノートになりますので。
(ポンメソッド2)ノートまとめが終わった箇所を問題集で解いてみる
何単元か終わったら、理解しているかどうかの確認のために、問題を解いてみましょう。
頭で理解できていると思っていても、実際に問題を解いたときに、意外と解けないことがあります。
また、問題を解いて「あ、こういうことだったのか!!」と気づかされることもあります。
新しい発見があれば、自分が記載したノートに色ペンで書きこんでいきます。
新しい知識の導入です。
問題集で得た新しい発見は、自分のまとめたノートに別のペンで書きこんでいく。
(ポンメソッド3)授業で聞いた箇所が貴重
予備校の先生の授業があった場合、その日はその単元を重点的に勉強しましょう。
「今日はここを勉強する予定だったのに・・」
予定くずれてしまいますよね。
でもね。今日授業受けたところは、今日いちばん頭に残っていることですよね。
熱いうちに処理しておきましょう。
できたらその箇所のノートをまとめ、問題を解き、その授業や問題で得た知識は、同じように色ペンで書きこんでいきます。
そうすることでどんどん知識のストックが増えていきます。
- 授業で出てきた内容はその日のうちに処理しておく。
- その場所もノートまとめし、新しい知識は色ペンで書き足しておく。
(ポンメソッド4)勉強したことは、次の日の朝に復習する
その日勉強をする。次の日はその次の日の勉強をする。
はい!!これダメなやつですね。
知識の垂れ流し。やった感だけ残って全然頭に定着しないやつです。
人間睡眠中に頭の中が整理されますので、前日に詰め込んだ知識が次の日の朝に凝縮されています。
次の日の朝に、1時間だけでいいので昨日勉強したことの復習をしましょう。
面白いほど頭に入ってきます。
徹夜で勉強してその場しのぎする人もいますが、やめましょうね!!
復習はしっかりする。次の日の朝に1時間だけでよい。
(ポンメソッド5)テスト形式で過去問を解く
時期にもよると思いますが、全単元を一通りできたら、自分の実力を把握するためにも過去問を1年分ずつ、テスト形式で解くようにしましょう。
最後の1か月はほとんどこれやっていました。
自己採点をする。→間違った場所をピックアップする。→間違った場所を調べて、自分のノートにもなければ書き込む。→復習→次の過去問にとりかかる。
の繰り返しです。
これでどんどん知識が身についていきます。
- テスト形式で解く。
- 自己採点
- 間違った箇所のピックアップ
- 間違った箇所を調べて、自分のノートにもなければ書き込む。
- 復習
- 次の過去問へ
- これの繰り返し。
全単元が終わらなくても、テストと同じ空気感を出して問題にとりくみましょう。
そうすることで、自分のフルパワーを発揮でき、現状を把握できるチャンスです。
最後の追い込みで本番と同じようにしましょう。
(ポンメソッド6)自分はできると信じる
ここまでは勉強法についてお話しましたが、最後に大事なのは「自分はできる」と思う心です。
実力がなければ意味ないですが、メンタルが保ててなければ実力を発揮することはできません。
国家試験前に、研究室の先生に鏡を持ってこられて、「これに自分はできると3回唱えて」と言われました。
素直に3回唱えて試験会場に向かいました。
当時はワラにもすがる思いでしたが、これって大事なことですね。
~薬剤師国家試験の対策とは~ 勉強法まとめ
いかがでしたでしょうか?
ポンの実際の体験談をもとに、「ポンメソッド」を紹介しました。
- (ポンメソッド1)ノートまとめを行う
- (ポンメソッド2)ノートまとめが終わった箇所を問題集で解いてみる
- (ポンメソッド3)授業で聞いた箇所が貴重
- (ポンメソッド4)勉強したことは、次の日の朝に復習する
- (ポンメソッド5)テスト形式で過去問を解く
- (ポンメソッド6)自分はできると信じる
必死で頑張った勉強期間も、今となればいい思い出です。
モチベーションを維持するには、息抜きも大事ですし、周りの同級生の仲間とのコミュニケーションも大切です。
「ポンメソッド」が少しでも参考になればと思います。
ではでは♪