【第111回対応】薬剤師国家試験の持ち物リスト決定版!現役薬剤師が教える「当日の守り刀」
2026年2月21日・22日、いよいよ第111回薬剤師国家試験の本番ですね。 これまで積み上げてきた努力を、たった2日間で出し切らなければならないプレッシャー、痛いほど分かります。
今の時期、一番怖いのは「勉強不足」ではありません。 「忘れ物や体調不良で、本来の実力が出せなくなること」です。
そこで今回は、現役薬剤師としての視点から、 「これさえあればトラブルを回避できる」 という最強の持ち物リスト(2026年最新版)を作成しました。
「薬のプロ」として推奨する市販薬も具体的に紹介しているので、前日までに必ず揃えて、メンタルを安定させてください。

【Sランク】命取りになる!絶対忘れてはいけないもの
まずは「無いと受験できない・詰む」レベルの必須アイテムです。玄関を出る前に3回確認してください。
薬剤師国家試験受験票
これがないと始まりません。
万が一忘れた・紛失した場合は、すぐに試験会場の係員に申し出れば仮受験票を発行してもらえることがありますが、メンタルが崩壊します。
スマホで写真を撮っておくのも保険として有効です。
受験票を万が一忘れてしまった場合は、学生証などの身分が証明できるものを持っておくといいです。
実際身近に役に立った人がいました。
受験者留意事項
受験票とともに同封されて送られてきます。
受験者留意事項には
- 会場までの行き方、地図
- 試験教室の場所
重要な情報が書かれています。
これをもってなかったら試験を受けられないというわけではないですが、何かあった時にすぐに確認できるよう、持っていくべきアイテムです。
アナログ腕時計(※Apple Watch絶対NG)
ここ、今年の最重要ポイントです。
最近はスマートウォッチが主流ですが、試験中は通信機能のある時計は使用不可(机上に置くのもNG)です。
最悪の場合、不正行為とみなされます。
また、会場によっては「壁掛け時計がない」、あるいは「席から見えにくい」ということが頻繁にあります。 必ず「電池式の、シンプルなアナログ時計」を用意してください。
1分1秒を争う試験で、時間が分からないのは致命的です。
普段から腕時計を付けない方は、腕時計を付けて試験を受ける練習をしてもいいと思います。
黒のボールペン
受験票記載内容確認票という必要書類の訂正、合格通知届け先を書くために必要になります。
シャープペンシルでは認められませんので、必ず「黒のボールペン」を用意しておきましょう。
HBの鉛筆・シャープペンシル
試験は、マークシート形式のため、鉛筆を使う派と、シャープペンシルを使う派に分かれると思います。
基本どちらでも問題はありません。
普段から模試等で使い慣れた方を用意するようにしておきましょう。
鉛筆なら2~3本、シャープペンシルなら、シャープペンシルの芯は忘れないようにしましょう。
消しゴム(砂消しゴムは不可)
鉛筆又はシャープペンシルでの試験のため、間違った箇所を訂正するために、消しゴムは必須アイテムです。
普段から使い慣れた消しゴムを入れておきましょう。
余分に持って行っておくと、もし試験中に落とした時に、試験官を呼んでとってもらうタイムロスを避けることができます。
鉛筆削り
鉛筆派の人は「鉛筆削り」をもっておくことをオススメします。
試験は長丁場のため、だんだんと鉛筆が丸くなってきて、マークシートが塗りにくくなってしまいます。
尖らせた鉛筆を大量にもっておくか、鉛筆削りを入れておきましょう。
マスク(無地)
感染症対策のルールは緩和されていますが、試験会場では着用を求められるケースが多いです。
紐が切れた時のために、予備を数枚バッグに入れておきましょう。
現金
電子マネー派の人も、当日は現金を多めに持ってください。
システム障害や、田舎の会場近くの自販機が現金のみ対応、というトラブルは意外とあります。
タクシー代として1万円程度あると安心です。
【Aランク】「実力」を100%出すための環境調整アイテム
試験会場は「自分にとって快適な空間」ではありません。
寒かったり、椅子が硬かったりします。自分で環境を整える準備が必要です。
体温調節できる服(玉ねぎ戦法)
会場の空調は「暑すぎる」か「寒すぎる」かのどちらかです。
座席の位置によっても直撃具合が変わります。
トレーナー1枚ではなく、「カーディガン」「パーカー」など、試験中に着脱できる重ね着で行くのが鉄則です。
クッション・ひざ掛け
丸2日間、硬い椅子に座り続けるのは腰とお尻への拷問です。
使用許可が必要な場合もありますが、多くの会場では試験官のチェックを受ければ使用できます。
普段使っているクッションがあると、ホーム(自宅)の安心感も得られます。
耳栓(休憩時間用)
試験中は使えませんが、「休み時間」に必須です。
休み時間になると、周りの学生が「さっきの問題、答え③だよね?」と答え合わせを始めます。
これを聞いてしまうのが一番メンタルに悪いです。
終わった科目のことは忘れて、耳栓をして次の科目の暗記パンに集中しましょう。
定規(三角定規、分度器機能付きでない)
薬剤師国家試験では、実は定規の使用が認められています。
ただし、三角定規、分度器機能付きのものは除くとの注意書きがあります。
使うことはほぼないと思いますが、過去の国家試験で定規使用推奨問題がありました。
使わないことがゼロではないので、持っておくようにしましょう。
【薬剤師推奨】トラブルを即座に消す「お守り医薬品」
ここが一番伝えたかった部分です。 当日、極度の緊張で体調が急変することはよくあります。 「薬を持っている」という事実だけで、安心感が違います。
下痢止め(水なしで飲めるタイプ)
緊張するとお腹が緩くなる(IBS傾向がある)人は必須です。
おすすめは『ストッパ下痢止めEX』。
水なしで口の中で溶ける(OD錠のような)タイプなので、試験開始直前の「やばい!」という時でも飲めます。
眠くなる成分が入っていないのも受験生向きです。
鎮痛剤(使い慣れたもの)
緊張性の頭痛や、生理痛が重なってしまった時のために。
基本的には『ロキソニンS』や『タイレノールA』など、普段飲み慣れているものを持参しましょう。
(※初めて飲む薬でアレルギーが出たら大変なので、飲み慣れたものが一番です)
粉症対策(眠くなりにくい薬)
2月下旬は、スギ花粉が飛び始める時期です。
鼻水が出ると集中力が削がれますし、かといって強い薬で眠くなるのもNGです。
『アレグラFX』や『クラリチンEX』など、第2世代抗ヒスタミン薬(脳内移行性が低いもの=眠くなりにくい)を用意しておきましょう。
脳の燃料(ブドウ糖)
試験中の脳は、大量のエネルギーを消費します。
お昼ご飯に炭水化物をガッツリ食べると、血糖値スパイク(急上昇後の急降下)で午後の必須問題中に強烈な眠気が襲ってきます。
昼食は腹八分目にして、休憩時間に『森永ラムネ(大粒)』でブドウ糖を直接補給するのが、薬剤師的にも理にかなったドーピングです。
90%がブドウ糖でできています。
最後に:13年目の先輩から伝えたいこと
ここまで準備できれば、もう不安要素は「問題の中身」だけです。 それ以外の「環境要因」や「体調要因」は、このリストで潰せました。
国家試験は、6年間の努力を試される場ですが、薬剤師としての人生のスタートラインでもあります。
皆さんが合格して、4月から現場の仲間として会えることを心から楽しみにしています。 あと少し、体調だけは崩さないように駆け抜けてください!
🌸 追伸:合格した後のお話
晴れて薬剤師になったあと、現場に出ると「学校では習わなかった実践的な壁(小児の用量計算や、粉砕の可否判断など)」にぶつかります。
そんな時のために、今のうちに「現場のカンペ」も覗いてみてください。 合格後、必ず皆さんの武器になります。




