パート勤務で働く薬剤師の方も、この業界はとても多いと思います。
今日はそんなパートタイム働く薬剤師の、時給や働き方について詳しく紹介していきたいと思います。
読んでね♪
パート薬剤師とは?
パート社員は、パートタイム労働法によって、「1週間の所定労働時間が、同じ職場で雇用されている通常の労働者(正社員など)と比べて短い労働者」と規定されています。
パート社員は従来、週30時間以上働かなくては社会保険に加入できませんでしたが、2017年4月からは特定の条件を満たせば「週20時間以上」でも加入できるようになりました。
また、2018年6月の「働き方改革関連法」成立を受けて、2020年4月(中小企業は2021年4月)より、パート社員に正社員と同等の職務内容を求める場合、待遇に差を設けてはならない「同一労働同一賃金」の導入が義務づけられました。
これまでパート社員は正社員より給与が低いことが一般的でしたが、今後は職務内容によって正社員と同等の給与を得る可能性もあります。
パート薬剤師の時給は?
パート薬剤師の平均時給は2200円です。(厚生省HPより)
都市部と地方で時給は変わってきますが、比較的、地方にいくほど時給が高い傾向にあります。
薬剤師の確保しやすい都市部に比べて、薬剤師不足の地方は、時給を高く設定して薬剤師を募集しています。
また、時給は、薬局、ドラッグストア、病院などによっても違ってきます。
調剤薬局
調剤薬局の時給は、およそ2,000~2,500円です。
多くの調剤薬局はおよそ2000円を超えているところがほとんどになります。
ただし、駅に近かったりなどのアクセスが良好のところは、終了時間が遅かったりと、自由な働き方に制限が出てしまう可能性もあります。
ドラッグストア
ドラッグストアの時給は2,500~3,000円程度です。
ただし条件次第での3000円だったり、店舗によっては2000円を切るところもありますので、働き方によって差が開きます。
病院
病院の多くは時給1,800円から2,200円ほどです。
調剤やドラッグストアと比べると、時給は低い傾向になります。
パート薬剤師のメリット
働く時間をコントロールできる
- 「子供が小さいうちは家庭を優先したい。」
- 「仕事よりもプライベートを充実したい。」
と思う一方、
- 「薬剤師の仕事は忘れたくない。」
- 「薬剤師として活躍したい!!」
と、両方思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家庭と仕事の両立を考えた時に、パートであれば労働日数や時間などの希望が通りやすいため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。
自分や家族の都合に合わせて勤務時間を変更できるのはパート薬剤師の大きなメリットといえるでしょう。
自宅近くの職場で働きやすい
「ライフスタイルに合わせた仕事の仕方」ができるのが、パート薬剤師の大きなメリットです。
ショッピングモールなどの人が集まるところには、薬局が存在するケースが多いです。
自宅近くで働く選択肢は多いでしょう。
近くの職場で働いて、通勤時間を削減できます。
その時間を自分のため、家族のために使うことができますね。
転勤・異動が少ない
調剤薬局やドラッグストアでは、正社員であれば、異動が多い会社がほとんどです。
転勤によって住む場所が変わってしまうケースも珍しくはありません。
その点、パート薬剤師の方には転勤、異動はほとんどありません。
環境を変えることなく、今の仕事を続けることができます。
時給が高い
薬剤師は一般のパート勤務よりも、時給が高い相場で働くことができます。
調剤薬局やドラッグストアで働くパート薬剤師の相場は、時給2000円~3000円あたりとなってきますが、
短い労働時間でコスパ良く働くことが可能になります。
副業として働くことができる
普段は別の仕事をしているが、週1だけパート勤務をして薬剤師業務をしたい。
など、普段他の仕事をしている方が、副業として薬剤師業務を行うこともできます。
サラリーマンだけでなく、普段は個人事業主として働いているが、週1で薬局で働いたりすることも可能ですね。
残業が少ない
基本的にパート薬剤師には残業がありません。
決められた勤務時間のみ働くのが一般的です。
実際に僕の職場でもパート薬剤師の方は、時間が来たら仕事を終えて帰ってもらうようにしています。
残業して働いてお金が欲しい!!という方には不向きな働き方ですが、「自分の時間をつくりたい」と考える方には良い働き方だと思います。
パート薬剤師のデメリット
スキルアップの機会が少ない
身近な薬剤師のスキルアップの手段の一つに、「かかりつけ薬剤師制度」がありますが、
ほとんどのパート薬剤師は、「かかりつけ薬剤師の要件である週32時間以上の勤務」を満たせないケースがほとんどです。
また、企業側も、正社員に対しては、手厚い研修をする企業が多いですが、パート薬剤師に対しては、研修機会が少ない所が多いです。
正社員とパート社員を比べると、どうしてもスキル面で差は出やすくなります。
福利厚生に制限がある
パート薬剤師は正社員薬剤師に比べて、家賃補助や家族手当、保養所の利用などに制限が設けられているケースが一般的です。
多くの場合、退職金制度も適用されません。
ボーナスも出ないケースがほとんどです。
そこは、勤める会社の「社内規定」で確認しておきましょう。
仕事がマンネリ化する
「決まった場所で働く」ことができて、「異動や転勤が少ない」ことが、逆に、「仕事をマンネリ化」させてしまうデメリットに感じることもあります。
同じ門前薬局で同じ科での仕事のため、仕事は慣れていますが、自分の成長を感じていく機会が薄くなっていきます。
キャリアを積むことが難しいが故に、一定数の方がこの働き方に不満を抱いてしまうことがあります。
扶養者の場合は年収を考慮して働く必要がある
パート勤務という意味で、扶養内で働く場合には、勤務日数、時間、時給を計算して働く必要があります。
よく103万円の壁と言われますが、社会保険の支払いが多くなり、結果手取りが下がることを考えると、年収が103万円以下になるようにコントロールする必要があります。
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パート薬剤師とは? 時給や働き方について、現役薬剤師が語る!!まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はパート薬剤師の働き方、メリット、デメリットについて紹介させていただきました。
薬剤師の働き方について、少しでも参考になれば幸いです。
- 働く時間をコントロールできる
- 自宅近くの職場で働きやすい
- 転勤・異動が少ない
- 時給が高い
- 副業として働くことができる
- 残業が少ない
- スキルアップの機会が少ない
- 福利厚生に制限がある
- 仕事がマンネリ化する
- 扶養者の場合は年収を考慮して働く必要がある
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