- 今日は、薬剤師の10年後は?
- この仕事っずっと続けてても大丈夫なの?
- だって薬剤師って一生安泰でしょう?
というフワっとした薬剤師の10年後に対して、現役薬剤師であるポンが自分の考えについて熱く語っていきたいと思います。
読んでね♪
薬剤師は安泰というイメージ
僕は薬剤師免許をとってから、
周りの人に、
- 「もう一生安泰じゃん。」
- 「お金に困ることないね。」
などと言われました。
その時は、
「実際のところそうなのかな?」
と思ってましたが、
今の僕の考えでは、安泰かもしれないが、危機感もあります。
正直「薬剤師」という仕事は、社会にとって絶対必要な、「医療の仕事」です。
今のところ、職がなくて困るというリスクはほとんどありません。
しかし、「薬剤師」をはじめ「医療」を取り巻く環境は日々変化しています。
私たち薬剤師はこの微妙な変化を感じ取り、日々対応していかないと、明るい未来はないかもしれません。
10年後、薬剤師の需要は?
厚生労働省は、2028年には薬剤師が40万人を超えると試算しています。
そして全国での薬剤師需要は年々微増を重ねるものの、28万人弱にとどまると予測されています。
つまり、約10年後には、12万人以上の薬剤師たちが余ってしまうことになります。
しかし、本当にそうでしょうか?
実際現在の薬剤師で務める方の職場で、「薬剤師不足」が解決されている職場ってそんなにあるんでしょうか?
少なくとも身近なところでは「薬剤師不足」が解決されているような職場は見たことがありません。
薬剤師が足りる、もしくは余るようになることは考えにくいことが予想されます。
しかし、薬剤師が足りないから転職し放題、就職し放題の時代ではなくなってくるでしょう。
10年後も薬剤師は必要とされる
薬剤師の需要は10年後も変わらずあると思います。
しかし、能力の低い薬剤師は淘汰されていくことも予想されます。
コロナのこともあり、
- 転職で待遇が悪くなる
- 再就職が難しくなる
ということも実際におきており、加速したように感じます。
10年後も必要とされる理由
- 一般職は、2倍に満たない求人倍率が、薬剤師は3.5倍以上(2020年10月時点)
- 女性の多い職場のため、有資格者が増えても、産休などを機に、職場復帰しない方も多い。
- ドラッグストアや調剤薬局など、新しい職場はどんどん増えている。
薬科大学も増えたとはいえ、各大学も学生の確保に苦労しています。
[薬剤師が余る未来]はまだまだ想像がつきにくいですね。
スキルのある薬剤師が生き残る
昔に比べ、どんどん薬剤師の仕事は増えていっています。
調剤薬局なら処方箋を受け付けて、調剤するという仕事から、在宅業務、服薬情報提供書の作成、OTCの相談受付など、同じ薬剤師に求められることが増えてきました。
ただ「薬剤師免許がある」だけでは就職や転職が難しくなっている時代に入ってきています。
また、薬局なら、外来業務だけでなく、「店舗のマーケティング」「売り上げを把握する力」等が求められます。
2年ごとの調剤報酬改定の影響で、時代に合った薬局にしていくことが必要とされています。
今でも「地域連携薬局」や、「健康サポート薬局」といった、新しい薬局の形を国から求められています。
- 一つの薬局でステップアップしていく
- どこにいっても自分の経験を発揮できる
これらの薬剤師が生き残っていくと僕は考えています。
薬剤師としてのキャリアプランを立てることが必要
- どういう薬剤師に自分がなりたいか?
- 10年後、20年後にどのような働き方をしていきたいか?
自分で考えた「キャリアプラン」があればそこに向かうようために、どういうことをすればいいかが見えてくるでしょう。
では、どうやって「キャリアプラン」を立てればいいのか?
これには、「バックキャスティング」という考え方が当てはまってくると思います。
バックキャスティングとは?
簡単に言うと、「バックキャスティング」とは、未来の姿から逆算して現在の施策を考える発想のことです。
「10年後にどうなっていたいかを考え、逆算してキャリアプランを立てる」まさに今必要な考え方だと思います。
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自己分析と、棚卸をする
- 現在の自分のスキル
- 得意なこと
- 自分の資格
など、「自分の強み」になることを棚卸します。
その時に、
- 自分の苦手な事
- 未経験な事
についても棚卸しておくと頭の整理がしやすくなります。
10年後、自分がどうなっていたいかを考える(目標)
- 在宅業務のスペシャリストになっていたい。
- がん専門薬剤師として、大きい病院で働いてみたい。
- 自分で薬局を経営してみたい。
など、10年後にどうなっていたいかをざっくりと決めておくようにしましょう。
自分のプライベートのことも含めての10年後について考えれば、具体性が出て決めていても面白いです。
半年から1年ごとのキャリアプランをたてる(ゴール)
10年後の目標が決まったら、そこに向かうために、半年ごと、1年ごとにどのような事をしておくべきかを考えましょう。
自分のやるべきことが一つずつ浮彫りになってくると思います。
最初から決めたゴールが次々と達成することはまずないと思います。
その都度軌道修正をして、自分の目標に突き進んでいくようにしましょう。
自分のスキルを発揮する職場選びは大事
薬剤師の転職、就職が、だんだん「スキルがないと難しい」と語ってきましたが、
- 自分のスキルが発揮できる職場
- 新しいスキルを磨きたい
- ステップアップしたい
- 仕事の環境を変えてみたい
こうやって考えることも、自分の働きやすさ、やりがいを求める上では大切なことかなと思います。
転職サイトの活用と現状の仕事の併用がおすすめ
僕は、普段の仕事は充分頑張りつつ、新しい環境も確認したいので、「転職サイト」の登録も行っています。
今の環境が嫌で嫌で仕方がない!!というわけではありませんが、転職サイトでもっと良い案件ややりたいことがあれば、「そちらの話を聞いてみたい!!」とも思っています。
エージェントさんがいろいろと、
- 自分に合った案件
- 現在の薬剤師の転職状況
- 今の条件と比較してどうか?
など、客観的に相談にのってくれます。
「薬剤師の10年後は?」薬剤師の未来について現役薬剤師が語る! まとめ
いかがだったでしょうか?
「薬剤師の10年後」について、僕なりにまとめてみました。
- 10年後も薬剤師は必要とされる
- スキルのある薬剤師が生き残る
- 「店舗マーケティング」「在宅業務」「地域連携薬局や健康サポート薬局」などの取り組みを積極的に行う
- 自分のキャリアプランを立てて行動する
「薬剤師の仕事」は今も、10年後もあると思います。
しかし、今の仕事を淡々と続けていても、「薬剤師」としては淘汰されていってしまうでしょう。
「自分のキャリアプラン」を決めて、10年後の薬剤師としての自分を確立させましょう。
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