この記事では、薬剤師が+αで取るべき資格について紹介しています。
認定薬剤師の資格一覧については過去の記事でも揚げましたが、今回の記事はこれとは違い、薬剤師免許とは直接関係のない資格も入っています。
薬剤師としてのスキルアップもでき、また、違う視線を養うことができるスキルだと思います。
読んでね♪
※この投稿は一部プロモーションを含みます。
「薬剤師のダブルライセンス」おすすめ資格9選
ケアマネージャー
要介護者や要支援者に対して、訪問介護や、デイサービスを受けることができるようにケアプランを立てたり、地域包括センターや、サービス事業者、施設、病院、薬局と連携を取るための国家資格です。
利用者がサービスを受ける上で必要な必要書類の代行も行います。
薬局や病院で薬剤師として勤めていれば、在宅業務時などで、連携をとる機会があるとおもいます。
実際に自分も「ケアマネージャー」としての働き方がわかれば、もっと円滑に在宅業務を進められることができます。
「ケアマネージャー」の資格を取ることで、「薬剤師」としてもスキルアップすることができます。
資格認定に必要な条件
- 保険・医療・福祉分野での実務経験5年以上
- 介護支援専門員実務研修受講試験に合格する
- 介護支援専門員実務研修を受講する
参照:厚生労働省HP
認定期間・費用
- 認定期間:5年
- 費用:12800円
サプリメントアドバイザー
保健機能食品や、サプリメントの商品について、各人に合わせたさまざまなアドバイスができるようになる資格です。
今では予防医療やセルフメディケーションで、サプリメントを求める人たちが増えています。
サプリメント需要はこれからも上がっていくことが予想されます。
薬剤師として、薬の知識について、患者さんにアドバイスができるのはもちろんですが、同時にサプリメントについてもアドバイスができるようになれば患者さんの未病を拾うことにつながります。
最近薬局やドラッグストアでは、処方箋の保険調剤だけでなく、薬の相談窓口として、薬剤師の需要が増えてきました。
その患者さんの栄養状態に合わせてサプリメントを選ぶ知識が身につけば、薬の兼ね合わせも含めて、密度の濃いアドバイスをすることができるようになります。
薬剤師のステップアップとしても間違いない資格です。
メディカルアロマセラピスト
アロマを用いて、心身の不調や健康状態の改善、または予防を行うことができる資格です。
アロマセラピーは日本では医療行為ではないですが、さまざまな研究が進められており、これからの医療に間違いなくかかわってくるものです。
また、「薬剤師」と資格をもったうえで、「アロマ」を扱うため、「薬剤師がお伝えするアロマ」として、患者さんや一般の方に興味を持たれる内容のお話ができるようになるでしょう。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは、相談者の心の問題や悩みに向き合い、対話を通じて心理的な支援を行う専門職です。
心理カウンセリングには様々な手法があり、傾聴や対話などを通して悩みを解決するカウンセリングから、精神分析や行動療法などの心理療法まで幅広くあります。
服薬指導もお話ですよね。
いろんな事をお話してくれる患者さんもいれば、まったく自分の事を打ち明けてくれない方もいます。
患者さんが不安に思っていること、知りたいことがわかれば、それに対して深い指導をすることが可能です。
同じお薬の説明でも患者さんの満足度が変わってきますね。
服薬指導は経験がものをいうスキルではありますが、資格や知識に頼った「やり方」を身に着けるためにも心理カウンセラーはおすすめの資格です。
また、心理カウンセラーは、薬局はもちろん学校や病院、企業など様々なフィールドで活躍することができ、需要が高まっている資格です。
最近はアドラー心理学の本が出たこともあり、ビジネス本としてもたくさんの方が手に取って学んでいます。
日商簿記
1級~3級まであります。
簿記とは、「帳簿をつけるスキル」のことです。
会社経営に必要な、帳簿付けや、損益計算書、貸借対照表などの財務諸表の作成が可能となる資格です。
3級は、ビジネスマンであれば、身に着けておきたい、会計知識を身に着けることができます。
また、薬局で働く管理職なら、経営上の数字に強くなっておく必要がありますので、この資格を目指すことで、サラリーマンとして働いていても、経営についての理解が深まります。
宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、不動産取引の専門家をさす国家資格であり、新規で薬局を開業する場合には土地や建物の購入や物件の契約が必要です。
不動産の適正価格を知るためには、宅地建物取引士の資格が便利ですが、合格率が低いため専門的な勉強が必要です。
新規出店のためには、土地や建物の購入や賃貸契約が必要であり、このような場合には宅地建物取引士を持っていると効果的です。
また、不動産の適正価格を知って上手な交渉をするためにも、このような資格が役立ちます。
社会福祉士
社会福祉士は、国家資格で、福祉施設や地域支援センターなどで、支援や補助が必要な人に対して実務に取り組みます。
高齢者や障害者、生活保護世帯など福祉サービスを必要とする人の相談に応じ、助言や援助を行うための資格です。
社会福祉士の合格率は27%ほどで、資格取得の難易度はやや高い傾向です。
薬剤師は、「医療」についてお話できることは多いですが、「福祉」については知らないことが多いです。
「社会福祉士」の資格を取ることで、「医療」と「福祉」の両面から、幅広い相談にのることが可能となります。
食生活アドバイザー
食生活アドバイザーは、食に関する幅広い知識を持ち、健康な生活をバックアップするスペシャリストです。
受験資格がなく、仕事をしながら知識を身につけることができます。
病院や介護の現場でも活躍できる資格で、薬剤師が取得することで服薬指導時に食事に関する相談にも対応できます。
健康をしっかり管理するためには、栄養面を意識したベストな食材を選ぶことが重要であり、食生活アドバイザー資格取得により、深いアドバイスが可能になります。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金や保険に関する専門知識を持った資格で、税金、保険、年金、株式、不動産などについて幅広く学びます。
日本FP協会が認定する資格であり、民間保険や転職、将来設計のための知識も身につけられます。
また、資産運用や税制、住宅ローンなどの専門知識は、実生活でも大いに役立ち、患者さんのお金の悩みにも具体的なアドバイスができるようになります。
FP資格にはCFP資格、AFP資格、FP技能士の3つがあり、CFPとAFPはハイレベルなFPとして評価されています。
経営に関わる場面でも有用であり、生活に欠かせないお金や保険のスペシャリストとして活躍することができます。
番外編
最後に資格ではないけれど、もっていたら働き方に有利になるスキルについて、ポンの経験談を元にお話していきますね。
IT(パソコンスキル)
個人的におすすめなのが、IT(パソコンスキル)です。
薬剤師等、医療従事者でパソコン強い方ってあまりいないのが現状です。
逆に言えば、パソコンスキルがあるととても目立つ存在になります。
大きい会社では、別にエンジニアの人が他の部署でいたりしますので、その人たちとのパソコン関係の業務内容の橋渡し的な存在になることができます。
また、小さい会社ではHP作成を任されたり、それこそ機械トラブル時に呼ばれたりと、その会社にとっても唯一無二の存在になることができます。
薬剤師としてスキルがあり、その上パソコンスキルがあれば鬼に金棒ですよね!!
SNSスキル
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SNSでの発信する力があると、会社の中でも貴重な存在になります。
自分をPRする力ですし、また、その力を会社の宣伝にも活かすことができます。
やり方もコツがありますし、SNSを伸ばすためのさまざまな本があったりします。
正直ポンの経験上は「やってみて学ぶこと」がとても多いので、まず自分のビジネスアカウントを立ち上げてみてやってみたらいいかと思います。
Instagramでも、Twitterでも、TikTokでも、YouTubeでもなんでもOKなので、まずは始めてみましょう。
僕の経験談を元にした記事も参考までに載せておきます。
ダブルライセンスの活きる調剤薬局の転職なら
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SNSや公式LINEでの相談がメインです。
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また、noteで「薬剤師の資産形成」についてのブログを公開しています。
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「薬剤師のダブルライセンス」おすすめ資格9選 まとめ
薬剤師にも、薬剤師以外の資格をとっておくことで、「普段とは違った目線」を養うことができます。
複数の目線を持つことで、本業自体のスキルアップを目指すことができます。
また、薬剤師がダブルライセンスを持つことで、自分の市場価値を高めることができます。
これは、転職する時になっても非常に有利になりますのでオススメです。
しかし、ダブルライセンスの資格を目指すあまり、本業が疎かにならないようにしましょう。
最低限の薬剤師としてのスキルがあってこそ、ダブルライセンスが活きてきます。
ポンマガジンでは薬剤師、薬学生を応援します。
薬剤師、薬学生に夢を届けたい!!
ではでは♪