薬剤師のポン
薬剤師のポン
こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

「研修があるから大丈夫」と油断していませんか?

国家試験の勉強、本当にお疲れ様です。 薬局に入社予定の方は、「4月からすぐ現場!」というよりも、まずは1〜2ヶ月の研修期間がある場合が多いですよね。

「最初は研修だし、現場に出るのはまだ先だから…」 そう思って安心しているなら、少し危険かもしれません。

研修期間はあっという間に終わります。 そして5月・6月、いざ店舗に配属された瞬間、先輩たちはあなたを「一人の薬剤師」としてカウントし始めます。

「研修で習ったよね?」「まだこれ分からないの?」

現場の忙しさの中でそう言われて、頭が真っ白になる…そんな「配属ショック」を起こさないために。 今のうちから、現場でカンニングできる「武器」を用意しておきませんか?

現役エリアマネージャーである私(薬剤師ポン)が、「これさえポケットに入れておけば、研修明けの配属初日から即戦力として動ける」というツールを厳選しました。

私が現場で何年もかけて作り上げ、実際のスタッフ教育にも使っている「虎の巻」です。


1. 【調剤ミス防止】軟膏配合変化NGリスト完全版

「研修では習わなかった…」を防ぐ、現場のリアルな知識

皮膚科の処方で一番怖いのが「軟膏の混合」です。 座学の研修ではあまり触れられないかもしれませんが、現場では頻繁に遭遇します。

例えば、「サリチル酸ワセリン」と「ウレパール(尿素)」を混ぜるとどうなるか知っていますか? 答えは…ドロドロに液状化してしまい、使い物にならなくなります

これを知らずに混ぜてしまうと、配属早々に薬を無駄にし、先輩には「基本だよ?」と呆れられてしまいます。 このリストでは、「液状化」「分離」「効果減弱」など、混ぜてはいけない組み合わせを網羅しています。

  • 収録内容: 配合NGの組み合わせ、機序、現場での対応策(別塗り指導など)

  • こんな人におすすめ: 皮膚科門前で働く人、混合調剤に苦手意識がある人


2. 【スピードアップ】薬剤一包化可否早見表

先輩への「これ一包化していいですか?」をゼロにする

店舗に配属されると、まず任されるのが「一包化」や「予製」です。 その時、「この薬は吸湿性大丈夫?」「遮光が必要?」といちいち添付文書を検索していると、先輩たちのスピードについていけません。

この早見表では、「デパケン(潮解性あり)」や「キプレス(光・湿気不安定)」といった一包化注意薬を一覧化しました。 さらに「HD(曝露対策が必要な抗がん剤など)」も区分けしているため、自身の安全を守るためにも必須です。

  • 収録内容: 一包化不可(X)、曝露対策(HD)、配合注意などの理由付き一覧

  • こんな人におすすめ: 施設在宅や一包化が多い店舗に配属予定の人


3. 【監査の守護神】腎機能低下患者 注意薬リスト

「減量忘れ」という最悪の医療ミスを防ぐ

研修が終わり、投薬や監査を任された時に最も神経を使うのが「腎機能による投与設計」です。 「クラビット」や「バルトレックス」などの用量調節、自信を持って判断できますか?

このリストでは、臨床で頻出する32剤をピックアップし、eGFRやCCrに応じた「具体的な減量基準(例:CCr 20-50なら250mgを24時間ごと)」を一目で分かるようにまとめました。 毎回計算式を叩く必要はありません。この表を見るだけで、疑義照会のスピードと精度が劇的に上がります。

  • 収録内容: ニューキノロン系、抗ヘルペス薬、DOACなど重要薬剤の減量目安

  • こんな人におすすめ: 総合病院門前、高齢者が多い薬局で働く人


4. 【小児対応の切り札】小児散剤 換算量・風味早見表

「この薬、何味?」と聞かれても即答できる

小児科で親御さんから一番多い質問。「これ、どんな味ですか?ミルクに混ぜてもいいですか?」 研修では薬理作用は習いますが、「味」まではなかなか覚えきれませんよね。

この早見表では、主要な小児用散剤の「体重あたり用量」と「風味(イチゴ味、オレンジ味など)」を一覧化しました。 「ジスロマックは甘い香り」、「ムコダインはピーチ味」など、服薬指導で使える小ネタも満載です。

  • 収録内容: 抗生剤、抗アレルギー薬などの体重換算量、味情報

  • こんな人におすすめ: 小児科処方を扱う可能性があるすべての人


4. 【事故防止】粉砕・簡易懸濁NG医薬品完全データベース

「チューブが詰まった!」を防ぐ、在宅・病棟業務の命綱

高齢者施設や在宅医療、病棟業務で避けて通れないのが「粉砕」や「簡易懸濁(お湯で溶かしてチューブから投与)」です。 もし、徐放性製剤の「アダラートCR」をうっかり粉砕してしまったら…急激な血圧低下で命に関わります。 また、「酸化マグネシウム」を安易に懸濁してチューブを詰まらせてしまったら…チューブの入れ替えという、患者さんにとって苦痛な処置が必要になってしまいます。

このデータベースでは、粉砕・懸濁が「NG」な薬剤を理由とともに一覧化。 さらに、「8Fr(小児用極細チューブ)」が通るかどうかの目安や、「粉砕できない時の代替案(例:アダラートCR→アムロジピンへ変更提案)」まで網羅しました。

  • 収録内容: 徐放性、腸溶性、曝露注意(抗がん剤等)のNGリスト、代替案、チューブ通過性

  • こんな人におすすめ: 在宅業務がある薬局、病院薬剤師、療養型病院に配属の人

【新人薬剤師のサバイバルキット】4月からの現場で「使えない」と言われないための、現場直結・早見表リスト【全商品一覧】:まとめ

研修期間は「守られている期間」ですが、配属後は「プロ」としての成果を求められます。

飲み会1回分より安い金額で、配属後の「ヒヤリハット」と「不安」を消せるなら、安い投資だと思いませんか? 研修期間中にこっそり準備をして、6月に「お、今年の新人は頼りになるな」と先輩を驚かせてやりましょう。

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ABOUT ME
薬剤師のポン
薬局薬剤師13年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。