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かかりつけ薬剤師ってやるべき?現役薬剤師が徹底解説。

薬剤師のポン
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こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

今日は薬局薬剤師の制度の「かかりつけ薬剤師」についてお話します。

読んでね♪

かかりつけ薬剤師ってやるべき?現役薬剤師が徹底解説。

かかりつけ薬剤師とは

「かかりつけ薬剤師」とは、2016年4月より始まった、一人の患者さんの薬の管理を継続的に行う薬剤師の事です。

薬局内での指導だけでなく、時間外での電話相談なども応じることがあります。健康に気をつかう人が増え、日常的に健康食品やサプリメントを飲んでいる人も少なくありません。そのような人たちいとって薬の飲み合わせは悩み事の一つにります。

そんな患者さんから指名をうけ、専属薬剤師として、患者さんの相談に応じ、最適な薬物治療を目指します。

厚生労働省は、2025年までにすべての薬局を「かかりつけ薬局」にすることを目指しているため、「かかりつけ薬剤師」のニーズはどんどん高まっていくといえるでしょう。

かかりつけ薬剤師になるための要件は

「かかりつけ薬剤師」になるためには国が定める要件を満たさないといけません。

以下の要件を満たす必要があります。

  • 薬局勤務経験が3年以上ある
  • 勤務先の薬局に週32時間以上勤務している
  • 勤務先の薬局に1年以上在籍している
  • 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定薬剤師を取得している
  • 医療に関わる地域活動に参加している。

国は「かかりつけ薬剤師」に対して薬や健康、介護のことについて、豊富な知識と十分な経験を持ち、ニーズに合った対応ができることを要件として掲げています。

また患者さんからの指名を受けて、「かかりつけ薬剤師」として契約を交わすのですが、かかりつけ薬剤師になった患者さんからは、服薬指導時に、3割負担の方で100円程度の医療負担が増します。

仕事内容は?

では、「かかりつけ薬剤師」になると、どのような仕事内容の変化があるのでしょうか?

患者さんの処方されたお薬、また、自分の薬局以外で処方されたお薬に対しても把握し、その薬の管理、支援を行います。

他にも、ドラッグストアで購入した薬やサプリメントなど、全部の薬についての管理が求められます。その中で、成分が重複しているものがないか、健康被害の出るものがないかなどを確認します。必要があれば医師にも確認して、適切な薬の量になるように調整もします。

患者さん本人の薬の管理に不安があれば、一包化の提案や、自宅での薬の管理の仕方の指導、一緒に確認したりもします。

また、かかりつけ薬剤師になると、薬の事だけでなく、日常の健康相談や介護に関する悩みなど、多くの問題を薬剤師という立場で相談に応じます。

また、電話対応で、時間外にも対応することもあります。

かかりつけ薬剤師のメリット

確実にスキルアップできる

かかりつけ薬剤師になるには患者さんからの指名が必要です。

患者さんから頼まれて「かかりつけ薬剤師」になるため、自分自身が薬剤師として信頼されたという自己承認が得られます。

また、その患者さんの悩み事に応じるため、どんどんその方とも仲良くなることができます。実際に薬に関して困っていることを解決できるスキルがないとできない事なので、薬剤師としてスキルアップすることは間違いありません。

もし、自分が職場を転職するにしても、「自分は過去に〇〇人のかかりつけ薬剤師として対応していました。」などと経験談も語ることができるような武器になりますね。

 

患者さんから信頼を得られる

患者さんの薬を一元化することによって、今までより患者さんに寄り添った指導ができるようになります。

より患者さんからも信頼され、仕事のやりがいや、モチベーションアップに繋がります。

実際患者さんは薬の料金にプラスアルファの値段を払ってかかりつけ薬剤師を指名しているので、それだけの価値があると認められ、信頼されている証であることは間違いありません。

地域住民との交流が増える

それなりの人数のかかりつけ患者さんをもつと、患者さんの顔を今まで以上に覚え、その地域の人々との交流が自然と増えていきます。

より地域とのつながりを感じることができ、地域密着の薬剤師として自分の薬剤師としての価値もあがります。

その地域住民との交流がさらにかかりつけの指名を増やすことにつながります。

かかりつけ薬剤師のデメリット

24時間対応が必要

これは最大のデメリットと言えると思います。

24時間電話を持ち歩いて、相談されたときに答えないといけないというのがついてまわります。

受け持つ患者さんが増えれば増えるほどその要請が増える可能性があります。

患者さんに普通の薬剤師以上の資質を求められる

患者さんにより寄り添った指導ができる反面、普通以上のことを求められるようにもなります。質の高い洞察力も必要とされ、それなりの責任も伴うようになってしまいます。

実際に患者さんに金額を負担してもらうため、交渉しづらい

「この人のかかりつけ薬剤師になりたい」と思って患者さんにアピールしても、毎回医療負担が少し上がることは確実にお伝えしないといけません。

そのため、それでもいいと思ってもらえるような服薬指導をして、信用してもらわないとかかりつけ薬剤師の契約は難しいと思います。

実際にかかりつけ薬剤師になる前に、悩み事を解決することで、まずは患者さんに信頼してもらうことが大事です。

患者さんに「ぜひこの人にお薬のことについて相談したい」と思ってもらうように自分自身もスキルアップしていきましょう。

薬剤師のポン
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不安もありますが、最初にしっかり悩み事を解決して、患者さんとの信頼関係を気づいておけば、不意に電話での相談を受けることも少なくなります。かかりつけ薬剤師を通してコミュニケーションの大切さに気付かされました。

最後に

いかがだったでしょうか?今回は「かかりつけ薬剤師」について紹介しました。

ポン自身もたくさんの方のかかりつけ薬剤師として働いていますが、実際に仕事のやりがいやモチベーションアップにつながっています。

そして、地域の患者さんと前以上に仲良くなれたという実感もあります。

地域密着薬剤師としては、大好きな地元でたくさんの患者さんを笑顔にできるということはやっぱりうれしいです。

もっともっと自分自身のスキルアップが必要だなと思うこともたくさんあります。一緒にがんばりましょう。

ではでは♪

ABOUT ME
薬剤師のポン
薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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