この記事では、お薬の疑問に関して、著者が独自で論文を調べ、答えを導いてくれているブログお薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜について現役薬剤師であるポンが熱く語っていきたいと思います。
読んでね♪
「お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜」とは?
「お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜」
著者は児島 悠史さんです。
薬剤師として活動しており、
SNSでもFizz-DI@比較と使い分けとして活動されています。
Fizz-DIの理念は、
誤った知識、偏った情報によって起こる悲劇は、正しい情報提供と教育によって防ぐことができる。薬に対する誤解や偏見を解くことは、薬剤師の重要な使命である。
インターネットを通して、情報が簡単に手に入るようになりましたが、正しい情報だけでなく、間違った情報もたくさんあります。
医療従事者が正確な情報を、手軽に検索することができるように、「お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜」がができあがりました。
「お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜」おすすめポイント
ポンがこのサイトを読んでいて、「是非利用してもらいたい。」「こういうところが良かった!」などのポイントを独自に解説していきます。
全ての記事に文献の「裏付け」がある
記事を読んでいると、自分の知っていることから、思わず「へえ~」と感じることまで幅広く薬の知識が載っています。
僕も医療従事者の端くれですので、ある程度のことはわかりますが、それが、どの文献に載っているからまでは正直知りません。
自分が知っている当たり前の知識。または、まったく知らなかった未知の知識にしっかり「裏付け」がされています。
図解付きの、わかりやすい解説
もちろん文字数は多いですが、それを補うように、図による解説がされています。
実際に読んで難しい文献を、かみ砕いて、かみ砕いて書いてくれていますので、頭に入ってきやすい印象があります。
フローチャート付きの解説もあるため、自分の症状や状態に合わせて読んでいくことができます。
Twitterでのつぶやきとのギャップが良い
Twitterでは薬と関係ないことも、ちょっと「クス」と笑えることも書いてくれています。
身近な存在だと気づかされますし、何よりも親近感がわきますね(笑)
へんな顔文字🤔
( ´ー` ) < こういうのか
(~ )~
く く https://t.co/vVja9VCVRp— Fizz-DI@比較と使い分け-Yushi Kojima (@Fizz_DI) September 20, 2021
「お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜」著者 児島先生にインタビュー!!
実際にこのブログの著者の児島先生にインタビューしてきました。
もともと薬局で働いていた頃、応援勤務で、自分の店舗に来てくれていた人に、その薬局での調剤ルールを説明していました。
毎回、違う人が応援勤務に来てくれているため、毎回同じ説明をしなけらばいけない事があったので、そのルールを、Q&Aにまとめてみました。
そうすると、とてもスタッフの方に喜ばれたことがあります。
調剤薬局から1度離れた時に、その経験を覚えていて、ブログで書き始めてみようと思ったのがきっかけです。
また、
- 同じ薬局で同じ質問をしても、薬剤師によって返答が違うから混乱する、という患者さんからの意見 (※薬剤師が「事実」と「意見」を区別して回答していないので、各々が自分の尺度で回答してしまっている)があった。
- 急な転勤や配置換え、産休育休で現場から少し離れていた人が、「ひとまず知識を補強する」方法に困っているという話を聞いた。
- 2013年頃、Google検索で出てくるのはデタラメ記事ばかりだった ・・・この辺を是正するために、「薬剤師間の情報共有」と「一般層に向けた“一般論“=誰でも基本的に同じになる情報の発信」を考えたら、論文ベースのQ&AをWEB上で共有する作るのが良さそう、と思って始めたのがきっかけです。
- 自分が「書きたい!」という衝動に駆られるか
- その記事を書くことが薬学や公衆衛生の役に立つか
基本は↓に書いてあるものです。 fizz-di.jp/philosophy.htm
- 事実と意見をしっかり区別する
- 主張には必ず科学的根拠を明示する
- 事実をただ垂れ流すだけならアホでもできる →その情報を受け取った人がどう感じて、次にどういった行動に出るのか、まで考えた表現をする
- 情報ではなく解決=相手が本当に求めているものを提供する →「抗ヒスタミン薬 眠気」で検索した人は、「眠気があるかどうか」を知りたいのではなく、「眠くならずに治療できる方法」が知りたい
※日常業務で患者さんと相対するときに気をつけていることと基本的には同じです。ブログでは相手が見えない分、より慎重に扱っています。
- 薬剤師の勉強がつまらない、何を勉強したら良いかわからないと思っている人 (薬の勉強は、各論だけ積み重ねていても意味がないので、その背景にある患者を想像して、色んな知識を有機的に繋げる必要があるが、その手助けに)
- 急な転勤や配置換え、産休育休などでブランクのある人、新卒の薬剤師 ・あるいは、薬をちゃんと知りたい一般の方
一般論はもちろんですが、勉強に励んでいる薬剤師の方が、次の勉強の扉を開けられるようになる内容になればいいなと思っています。
これからやっていきたいことはありますでしょうか?
- 頼れる薬剤師が身近に居る社会を作る
- 誤解や偏見によって健康や財産を失う人を減らす
- 色んな境遇に居る薬剤師が各々の個性を活かして活躍できる場を提供する
- 「情報」ではなく「解決」を提供できる薬剤師になって欲しい
- 薬剤師を名乗る以上、科学に誠実であって欲しい(安易に変な健康ビジネスの片棒を担がない)
児島先生の執筆本
薬の比較とつかいわけ100
もともとブログを書いて活動していると、「羊土社」から「本を書いてみませんか?」をお話があったそうです。
OTC医薬品の比較と使い分け
多くの新人薬剤師が「まず初めに勉強するために手に取る本」になっているかと思います。
他記事でも紹介させていただきました。
[お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜]とは?代表者にインタビュー!! まとめ
今日はお薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜
の著者、児島先生にインタビューしてきました。
実際にインタビューさせてもらって、児島先生がどういう想いでこの記事を書いているのか?
また、どういった準備をされているのか?
など、詳しく知ることができてよかったです。
同じ薬剤師として記事を書く者としても、とても刺激を受けました。
最後に、快くインタビューを受けてくださった児島先生。ありがとうございました!
ポンマガジンは、薬剤師の生き方を追求するブログです。
薬剤師、薬学生を応援したい!!
ではでは♪