働き方

「フリーランス薬剤師」とは?活躍している薬剤師さんにインタビュー!!

薬剤師のポン
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こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

この記事では、「フリーランス薬剤師」の仕事内容、メリット、デメリットとは?また実際に活躍している「フリーランス薬剤師」の方にインタビューをしたので、そのことについて紹介していきます。

これからフリーランス薬剤師を考えている方、聞いたことはあるけどどのような職業かわからない方に参考になれば嬉しいです。

読んでね♪

「フリーランス薬剤師」とは?

「フリーランス薬剤師」に今のところ明確な定義はありません。

「フリーランス薬剤師」とは、自らの薬剤師にできる、技能や知識を提供することにより、社会的に独立した個人事業主ということになります。

「フリーランス薬剤師」として、薬剤師のスキルを活かした仕事はたくさんあります。

メディカルライターや、医療翻訳をするライター業もその一つです。

薬剤師のスキルを活かした仕事で、「個人事業主」として働くのであれば、「フリーランス薬剤師」の仕事ということになります。

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近年増加している「派遣薬剤師」は「フリーランス薬剤師」ではありません。「派遣薬剤師」は派遣会社から給料をもらっていますし、雇用保険にも加入しています。

薬剤師のポン
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派遣薬剤師のことを「フリーランス」と呼ぶこともありますが、ここでは分けて考えます。

「フリーランス薬剤師」になるメリット

働く場所を選ばない、どこでも働くことができる

どこでも働くことができます。いわゆる「ノマドワーカー」という働き方です。しかし、薬剤師という技能の性質上、実際は調剤薬局や病院など、現場で働くスキルが優先されてしまします。

「ノマドワーカー」のほとんどは、製薬会社や広告代理店などから仕事の依頼を引き受けて文字にするような仕事です。このような仕事なら、WiFi環境とパソコンがあれば自宅やカフェ、旅行先でも働くことができちゃいます。

クラウドワークスや、ランサーズなど、クラウドソーシングサービスに登録すれば、ライティングの仕事をすることが可能です。ただ、仕事事体も多くないため、副業として働く薬剤師が多いです。

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経費としてさまざまのものを計上できる

「フリーランス薬剤師」は個人事業主になりますので、仕事で必要な書籍や、クライアントとの交際費など、必要経費で計上することが可能です。

薬剤師のポン
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「経費で落とす事ができる」というのは社長っぽい感じがするのは僕だけでしょうか?(笑)

時間の使い方が自由になる

会社員として勤務しているわけではなく、企業と契約していることになりますので、フリーランスのライターだと勤務時間が存在するのではなく「納期」に間に合わすことが仕事になります。

「結果」が大事なのであって、時間は優先されなくなるので、自分でコントロールしやすくなります。平日に遊びに出るのも気楽に行うことができます。

調剤薬局やドラッグストアなど、現場で働くフリーランス薬剤師はそこまで時間の自由は効かないですが、契約次第では柔軟にシフトを組むことができます。

「フリーランス薬剤師」になるデメリット

収入が不安定

勤務の薬剤師と違って、契約期間がきれてしまうと仕事がなくなってしまいます。同じ契約の「派遣薬剤師」なら派遣会社から別の派遣先を紹介してもらえますが、「フリーランス薬剤師」は自分で契約をとってこないといけません。

一度契約をとってしまえば強いですが、常に契約が切れたときのことを考えておかないといけません。

社会保険の問題が出てくる

「フリーランス薬剤師」は、会社に勤務しているわけではないので、厚生年金保険には入りません。国民年金保険。いわゆる基礎年金に加入することになります。

国民年金保険は、保険料の負担が高く、老後の受給額は低くなります。

医療保険では「フリーランス薬剤師は」国民健康保険(国保)に加入することになります。

国保は、被保険者の年収に基づいて保険料が変わってきます。また、自治体によっても保険割合が違うため、地域によって差が生じます。

社保のように、保険料の会社折半が全くないため、「フリーランス薬剤師」の負担する保険料は高くなってしまう可能性が高いです。

薬剤師のポン
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特に普段から保険関係を扱う調剤薬局の薬剤師なら、社保と国保の違いについて、変わる手痛さについても実感できるのではないでしょうか。

確定申告を行わなければならない

会社員では当然のように会社が行ってくれていた「年末調整」は、「フリーランス薬剤師」では、自分で確定申告を行わなければなりません。

雇用事業主ならではの仕事ですが、株式やFXなどの経験がある方はすでにやったことがあるかもしれません。

慣れない一年目は骨が折れる作業です。

「フリーランス薬剤師」として活躍している薬剤師さんにインタビューしました。

ここまでフリーランス薬剤師について説明していきましたが、ここからは、実際に「フリーランス薬剤師」として活躍されているちゃそさんにインタビューしてきました。

ちゃそさんとはTwitterを通して知り合いました。普段は調剤薬局薬剤師として働いているポンにとっては「フリーランス薬剤師」は未知の領域。

思い切って「フリーランス薬剤師」について質問し、貴重な意見をいただきました。

フリーランス薬剤師とはどのような仕事ですか?

ちゃそさん
ちゃそさん
個人事業主として働いていく形です。1人社長のスモールビジネスオーナーになるイメージを持っていただくと分かりやすいかなと思います!

仕事の内容は様々で 業務委託契約を結んだ薬局さんで現場の薬剤師として働いたり、医療系ライターやブロガーの方もいたり、本を出版してる方もいらっしゃいます!

自分の好きを仕事にできたりもするので 自由な働き方になります! フリーランスとして業務委託契約を結んだ薬局さんなどで働く場合は、派遣仲介業者を挟まない点が特徴です!

フリーランス薬剤師になろうと考えられたきっかけはなんですか?

ちゃそさん
ちゃそさん
新卒で入社した会社が合併することになり、内定・入社時とのお給料や手当の約束が守られなかったことがきっかけです。

そこから 会社に雇われていく気持ちがわかなくなったことともっと色んな薬局、人を見てみたい、世界観を広げたいと思ってフリーランスになりました!

薬剤師のポン
薬剤師のポン
入社時の衝撃的なエピソードですね!!僕もそういうことになったら会社に不信感が募りそうです。

フリーランス薬剤師になってよかったと思うことはなんですか?

ちゃそさん
ちゃそさん

自分で働き方のスタイルを選べることです。

週でどのくらい働くかも選べますし、現場の薬剤師以外にもやりたいことがあったので、会社員の時よりも時間を上手く活用できるのが良いです。

あとは会社員時代より圧倒的に人との交流が増えるので、人脈や視野の広がりを感じられるのもフリーランスになって良かったことです。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
上手くいけばノマドワーカーのような働き方も可能な感じですね。人脈作りはやはり大事な要素なんですね。

 

フリーランス薬剤師になってつらいことはありますか?もしあればどのようなことですか?

ちゃそさん
ちゃそさん

お仕事が続くかなという不安はあります。

コロナ禍で派遣切りが多く目立ちますが、その波が少なからずフリーランスにも来ているのは間違いないかと思います。

奨学金の返済があるので月の自分の中で安定して稼ぎたい金額は達成しておきたいです。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
僕も奨学金の返済はあるので、その不安感は共感できます。返しきるまではちょっと・・・て感じますもんね。

ちゃそさんの考えるなりたい薬剤師像はなんですか?

ちゃそさん
ちゃそさん

どんな些細なことでも構わないので、患者さんや医療従事者の方々と疑問や悩みを一緒に考えることができる、寄り添い力のある薬剤師になりたいです。

そういう一つ一つの積み重ねが、薬剤師をより身近に感じてもらえる、いざと言う時に思い出してもらえるような存在になるために大切な事なのかなと思っています。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
医療従事者にとって「寄り添う」っていうワードは必要ですね。

これから薬剤師を目指す薬学生に、一言お願いします。

ちゃそさん
ちゃそさん

6年間は長いようであっという間です。

最後の学生期間を思う存分楽しんで欲しいのと同じくらい、自分の将来についても己と向き合って考える時間にしてもらえたらなと思います。

今後はオンライン化の発展もあり、今まで以上に薬剤師の働き方が広がってくるかと思います。 その時に自分が何をしたいのか、どうありたいのかが見定まっていると迷うことも少なくなるのかなと思います。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
ありがとうございました。

「フリーランス薬剤師」とは?活躍している薬剤師さんにインタビュー!!まとめ

いかがだっただしょうか?この記事では「フリーランス薬剤師」について。メリット、デメリット。実際に働いている方の生の声をまとめました。

最後になりますが、インタビューを受けてくださったちゃそさん。貴重な意見をありがとうございました。

ポンもこの記事を書きながら、熱意あふれるちゃそさんの意見に刺激されました。

フリーランス薬剤師として働こうと思っている方、現場で働いている薬剤師の方、これから薬剤師になる薬学部の学生の方々へ。この記事が参考になれば嬉しいです。

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薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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