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「服薬指導のコツ」とは?現役薬剤師が語る、明日から使える投薬スキルまとめ

薬剤師のポン
薬剤師のポン
こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

この記事では、薬剤師が患者さんに、お薬のことについてわかりやすくお伝えするための「服薬指導」のコツについて、毎月2000件ほどの処方箋枚数を誇る薬局で働く、現役薬剤師のポンが詳しく解説していきます。

新人薬剤師の方にも、少しでも参考になればと思います。

読んでね♪

服薬指導のコツとは?

オープンクエスチョンからクローズクエスチョンへ

まず、患者さんの名前を呼び、挨拶します。

その後すぐにお薬の説明を始めます。っとはならないですよね?まずは患者さんのお話の聞き取りから入りましょう。

患者さんが、

  • 今日はどういった目的で病院を受診されたのか?
  • 先生からのお話で解決したのか?
  • その訴えと薬はあっているのか?

質問しなけらばならないことはたくさんありますね。

薬剤師のポン
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僕は、その辺はまとめて、「今日はどうされたんですか?」とおおきく聞くようにしています。

まずは、広げて、患者さんの話をききましょう。

例えばそれで、「今日は胃の調子が悪くて受診しました。」など貴重なS情報を拾うことができます。

また、胃の調子が悪い訴えなのに、血圧薬など、全然違う薬が処方されているとも限らないですよね。

広く聞いてから、今日は、胃薬が出ていますが、次にまた病院に受診する日程等決まっていますか?などど、だんだんと質問内容をしぼっていきましょう。

スムーズに薬の説明に移行することができます。

話しやすい雰囲気づくり

 

普段からよく来てくれている患者さんなら、わざわざ考えなくてもいいかもしれませんが。初見の人が、いきなりペラペラ体調について語ってくれるとは限りません。

患者さんの緊張や不安を解くための話題を、ちょっとだけふるのも、投薬を結果的にスムーズにするための手段です。

「雨が急にふってきましたね~」「病院さん空いてたそうでよかったですね。」など。

ちょっとだけ話題をそらして、患者さんがしゃべりやすいように仕向けましょう。

なんでもいいんです。でもそのために話題になる内容はちょっとリサーチしておく必要があります。

薬剤師のポン
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僕は、ゴルフの帽子かぶっている人にはゴルフの話、病院の混み具合や、時事ネタなど。

患者さんによって話しかける内容を変えるようにしています。

 

質問は端的に

あれこれ聞いていても、やはり最終的には患者さんは「早く薬が欲しい」という想いは変わらないです。

自分が患者さんにだったとしてもそうです。

ポンが風邪薬で薬局に受診したとき、いろいろお話を長引かせられて、ちょっとイラっとしたことがありました。

同職なので、理解はできますが、素人さんにはただ腹が立つだけということもあります。

病気で受診されてますからね。早く薬をもらって帰りたいとう気持ちに応えてあげるためにも、質問は最小限にとどめましょう。

薬剤師のポン
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自分がこれだけは聞いておきたい!!と考える質問内容はあらかじめ決めておくとスムーズです。質問にもランク付けしておくといいですね。

専門用語は極力さけること

薬剤師は専門職のため、現場の中ではさまざまな専門用語が飛び交います。ただそれをそのままお話しても、一般の患者さんは伝わらないですね。

そのため、「専門用語は極力使わない」ことを普段から意識するようにしましょう。かみ砕いてかみ砕いて、更にかみ砕いて、ちょうどいいくらいだと感じます。

「抗生物質」という言葉も、意外とぽかんとするひとがいます。「化膿止め」など、「ケガしたところにばい菌が入らないようにするお薬」など砕いた表現が求められますね。

たまには笑いも必要

雰囲気づくりに該当するかもしれませんが、「服薬指導」といっても、人と人とのコミュニケーションの場というのには変わりありません。なので、コミュニケーションにも笑いって必要ですよね。

患者さんの笑顔を見ると、こっちとしても話してて、役に立ててるなあと自身につながったりもします。

ちょっとした豆知識、雑学など、患者さんが「へえ~」となるような情報をもっておくと笑顔にしやすいと感じます。

薬剤師のポン
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服薬指導の途中に、どこから患者さんの笑顔を拾おうと、いつも一回一回の服薬指導中に心がけています。

臨機応変な対応も必要

ここまで、服薬指導に関してわかりやすく、丁寧に、患者さんの状態をみてお話するコツをお伝えしてきました。

しかし、それが全ての患者さんに適応されるわけではありません。

皆さんはいろいろな事情を抱えている方がいます。

  • 「いつも同じ薬をもらい続けている方」
  • 「バスの時間が迫っている方」
  • 「今日初めての受診で薬についてとても不安を抱いている方」

など、この3例の患者さんでも、それぞれ話し方の対応は変える必要があります。

患者さんが今何を思われているか?

判断した上で服薬指導をすることも薬剤師のスキルの1つです。

最後に

いかがだったでしょうか?

服薬指導のコツ
  • オープンクエスチョンからクローズクエスチョンへ
  • 話しやすい雰囲気づくり
  • 質問は端的に
  • 専門用語は極力さけること
  • たまには笑いも必要
  • 臨機応変な対応も必要

服薬指導は薬剤師が患者さんとのコミュニケーションを築く、対人業務の大事なお仕事です。

淡々と薬の説明をするのではなく、次につながる投薬をするようにしましょう。

この記事が、「服薬指導」のランクアップを考えている方や、新人薬剤師の参考になれば嬉しいです。

ではでは♪

ABOUT ME
薬剤師のポン
薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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