この記事では実務実習生がするべき勉強法についてまとめていきたいと思います。実務実習に来たはいいけど、初めてみる現場の風景ですね。OSCEで実技はやってきましたが、現場ではアドリブだらけの初体験だらけです。調剤薬局で、何人も実務実習の指導薬剤師として実習指導をしてきたポンがアドバイスをしていきます。
読んでね♪
薬局実習、病院実習に必要な持ち物
まず、薬局実習、病院実習を行うために必要な持ち物を用意しておきましょう。
- 白衣
- シューズ(白色)
- 名札
- 筆記用具
- メモ帳
- ファイル
- 薬の辞書
- 電卓
- 印鑑
- スマホ
これらがあれば、実習対策はばっちりです。
指導薬剤師の先生方の話で勉強になることはたくさんあります。
メモ魔になるためにもメモ帳はいつも白衣のポケットに忍ばせておきましょう。
そして意外と「スマホ」!!
実習でパソコンを使うことは多いと思いますが、パソコンが空いていないときにスマートフォンですぐに調べるのも知識を定着させるための手です。
もってない人は少ないかもしれないですが、「知識を習得する辞書」としてもっておきましょう。
疑問に思ったことはその都度解決する。
実務実習生、新人薬剤師の勉強の仕方としては通ずるものがあると思いますが、どちらにしても現場で得る知識は今まで経験したことのない新鮮なものばかりです。
疑問が飛び散らかっている状態ですね(笑)ですので、「なんの薬だ?」とか「この作業はなんのため?」と思ったことは、すぐに解決していく癖をつけましょう。
特に、なんの薬かわからないものをそのままにしておくほどもったいないことはないです!!今日の治療薬か治療薬ハンドブックあたりを常に携帯しておいて、今日の疑問に思った薬から解決していくと、徐々に現場の薬を把握することができますよ。
疑問を解決することで得られること
- 疑問を解決することで知識の定着が促される。
- 問題解決能力が身につく。
- その疑問が意外と重要だったりする。
積極的に質問する
現場の薬剤師の先輩たちは実習生にとっては知識の宝庫です。疑問に思ったことは、積極的に質問するようにしましょう。
また、指導薬剤師は意外と積極的に質問されることを願っています。なぜなら自分から講義をしない限り、実習生の疑問に思っていることをすくい上げるのは難しいからです。
しかし、まず、自分で調べてから質問するようにしましょう。
なんでも質問しているだけではなかなか自分の知識として定着するのは難しいですし、同じことを何回も質問してしまう可能性があります。
そういうことをしてしまうと、「学んでないな」と思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
経験できることはいっぱい経験させてもらう。
受付、調剤、監査、投薬、在宅、学校薬剤師、勉強会などなど・・・2.5カ月の実務実習で学ぶことはたくさんあります。
やっぱりこの間にできることはやらせてもらうほうが自分が社会人になったときに役に立つことばかりです。
受動的に言われたことをやる実習生の人が多い印象がありますが、ここは積極的に経験を積んでいきましょう。また、僕が実習生として勉強させてもらっているときは、MRさんやMSさんの現場の声を聞くということもさせてもらいました。
薬剤師の仕事はいろいろな人が支えになって初めてできるものなんだなあと感じるようにもなりました。もう10年ほど前の話になりますが、今でもしっかり覚えているほど印象深いお話でした。
薬剤師国家試験の対策に結びつけて勉強する。
実務実習で学んでいる知識と薬剤師国家試験の知識は別物じゃあないですよね!!
せっかく現場でやっていることから国家試験の問題の知識として定着するならこれをやらない手はありません。
薬剤師国家試験には実践問題というものがあります。薬剤師として現場にいれば当たり前のような問題でも、実際に経験してないと何を言っているのかわからないような問題もあります。
実践問題の過去問を読み返して、「この前に実際にやったやつだ!!」などと発見することで知識を定着させていきましょう。
実務実習は知識の宝の山
大げさじゃないですよ。大学の勉強だけではできない現場での知識を吸収することができる貴重な期間が実務実習です。
この間に国家試験の勉強も並行してやっておくことをおすすめします。なぜ、こんなに実務実習と国家試験の結びつけを推奨するのかというと、
一番の理由はポン自身がそれをやっておけばよかったと今も後悔しているからです。現場での知識が国家試験になっているものはホント多いです。
逆に、薬剤師となって現場に出て、せっかく身に着けた知識を失っている薬剤師も多いのが現実です。
最後に
いかがだったでしょうか。
病院2.5カ月、薬局2.5カ月の貴重な実務実習を有意義に過ごしてもらうためにこの記事を考えました。そこで出会う先輩薬剤師の考え方や、人脈は大変貴重なものです。今でも鮮明に覚えているほど印象深いものがあります。
大学から離れて特殊な期間になりますが、将来薬剤師として羽ばたくために、しっかり学びを得ていきましょう!!
ではでは♪