働き方

内科門前薬局 メリットデメリットまとめ

薬剤師のポン
薬剤師のポン
こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

この記事では、内科の門前薬局で勤めることのメリット、デメリットについてまとめたいと思います。

薬剤師9年目になるポンですが、小児科、内科、眼科、皮膚科、循環器内科、整形外科、脳神経外科と、さまざまな門前を経験してきましたので、この記事が参考になればと思います。

読んでね♪

内科の門前薬局で働く薬剤師に求められる能力

高齢者の薬が圧倒的に多い

一概に内科といっても、消化器内科や循環器内科など、細かく区分はわかれますが、地方の内科の前の薬局だと、幅広く処方がでることが多いです。

年配の方々は近くのかかりつけ病院で診てもらいたい方が多いです。

そのため内科の門前薬局で働く薬剤師は、血圧や、糖尿、コレステロールなど、生活習慣病をメインとした、内科の薬に触れておく必要があります。

一包化、粉砕調剤

高齢者を相手にするわけなので、なかには一包化や、粉砕調剤など、時間をとられてしまう調剤もたくさん担当するケースが多いです。

とびぬけて多いチェーン店の薬局薬剤師でしたら、自動分包機や、粉砕機など、あらゆる設備が整っていいる薬局もありますが、個人経営や、中小の薬局ではそういう設備が整っていないため、小さい分包機や、粉砕機のない中で、いかに早く正確にお薬を作るかという能力が求められてきます。

年数を積むとだんだんと早くなっていきますが、自分の能力が上がっても、機械の性能の悪さのため、効率が悪い調剤を余儀なくされる可能性もあります。

検査値からの病態の把握

よく内科の門前に勤めていると、検査結果を患者さんが見せてくれることが多いです。

それなりに大きい病院の前の処方だと、検査値も一緒に処方箋とついてくることもあります。

そのため、「検査値に関する質問」を患者さんから受けることが多いです。

聞かれたらすぐに答えられるよう、検査値の勉強もかかさずしておく必要があります。

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患者さんが検査値に関して不安を抱いていたら、しっかり説明することで信用を得られることは多いです。

内科の門前薬局で働くメリット

生活習慣病に強くなる

高血圧、糖尿病、脂質異常症など、生活習慣病に関する知識は、それらの病気を抱えた患者さんと数多く接する機会が多いため、その分野に強くなります。

また、自分も詳しくないと、患者さんの不意の質問に答えることもできません。

普段から知識のインプットは怠らないようにする必要があります。

また、生活習慣病の検査値も、細かく言えるようにはしておきましょう。

患者さんからの不意な質問も備えておくと怖いことはとくにありません。

一包化調剤の慣れが早い

内科は一包化調剤がどうしても多くなります。

年配の患者さんが多い科では仕方がないことです。

一包化をよく行うことになりますが、一包化は、ピッキング、監査、一包化の全部をこなしてする調剤ですので、調剤スキルは身に付きやすいです。

また、一包化調剤を多く行うということは、一包化していい薬、だめな薬。

割ってもいい薬、だめな薬の判定する能力を問われます。

そのため、薬の保管方法や半錠の可否について詳しくなります。

またそれを調べる方法も同時に身に着けることができます。

在宅を経験できる

門前の先生が、在宅患者を受け持っているケースが高頻度であります。

薬局も同行し、在宅を行うことも多いです。

外来業務と違い、在宅業務は、患者さんの家族や、家でどう過ごされているかも見ることができます。

コンプライアンスが悪い理由や、病気が上手くいかない理由を、違った角度から見ることができます。

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経験則で身に着けておくと、必要なときにすぐに行動に移せるようになります。

経験しておくことって大事ですね。

高齢者の保険に強くなる

70歳以上の方や、後期高齢者の保険を日ごろから目にすることが多くなります。

どういう方が、何割負担になったりとか、身体障害の保険などを目にすることが多くなるため、実際の経験で、保険を学ぶことができるようになります。

また、いつの時期に更新になるかもだんだんわかってくるようになるため、高齢者の保険について勉強しておく必要があります。

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祖父、祖母の保険についても理解が深まるようになりました。薬局で働く特権かもしれません。

 

内科の門前薬局で働くデメリット

拘束時間が長いところが多い

人気のある病院の前だと特にですが、営業時間が長かったり、調剤に時間のかかるケースが多かったりと、結果的に拘束時間が長くなってしますケースが多いです。

また、施設調剤を抱えているところなら、一包化だけでなく、粉砕調剤や、錠散一包化があったりします。

それを外来終了後から調剤しなければいけない薬局もあったりしますので、残業時間が増えてしまうことはある程度覚悟が必要です。

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僕が昔勤めていたところは、毎週水曜の、外来終了後に、施設調剤を数十件やって帰るというルールがあったため、残業はかなりのものでした。

精神的に疲弊する人も多かったです。

忙しいところが多い

特に地方の病院だと、町のお医者さんというような、地域に密着したクリニックや病院といったケースが多いです。

そのため、大人から子供まで、多くの人が受診しにこられているケースがあります。

そのため、患者さんが多いため、門前の薬局も同じように忙しくなることが多いです。

幅広く知識を学ぶこともできますが、病院が専門外の薬を出してくるケースもあるため、疑義照会の頻度が増えたりと、薬の処方に対する詳細な知識を問われてきます。

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薬の用法が明らかにおかしい処方があったりと、何度も疑義照会で確認するケースも経験したことがあります。

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薬剤師のポン
薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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