働き方

広域処方箋を獲得する方法9選。現役薬剤師が語ります。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

特に薬局で働く皆さんに聞きたいですが、薬局の処方箋の集中率は意識されていますか?

集中率とは、特定の医療機関から処方箋を受け付けているかどうかを指します。

同じ処方箋枚数でも

  • 集中率が高い→1か所の病院から処方箋を受けている
  • 集中率が低地⇒複数の病院から処方箋を受けている

ということになります。

まずは、

なぜ集中率が高いのはよくないのか?

広域処方箋とは?

という事からお話していきたいと思います。

広域処方箋を獲得する方法について、現役薬剤師であるポンが熱く語っていきたいと思います。

広域処方箋獲得に伸び悩む薬局で働く方に、響けば嬉しいですね!!

「いや、すぐに広域処方箋の獲得方法教えてよ!!」って方は読み飛ばしてもらっていいです♪

では、いってみましょう!!

集中率が高いのはよくない

集中率が高いと、1か所の病院から処方箋が集中してきているので、1人のドクターからの処方になります。

そうすると、薬局としてはお薬の備蓄数は少なくて済みます。

楽に営業ができます。

が・・・

集中率が高いということは

処方箋の単価が落ちてしまい、売り上げという観点からみると残念な薬局になってしまいます。

保険調剤をしている以上、診療報酬には逆らえないですね・・。

集中率をなるべく下げるために、薬局は広域処方箋の獲得をがんばらなければならない必要があります。

広域処方箋とは

病院でもらった処方箋は、すぐ近くの薬局でないと処方箋を受理してもらえないわけではありません。

全国どこの処方でも受け付けてもらえます。

門前薬局でないとお薬をもらえないと思っている患者さんも未だにちらほらいますね・・・。

広域処方箋とは、門前病院の処方箋以外の処方箋のことです。

また、門前病院がなく、不特定多数の医療機関の処方箋を取り扱っている薬局を面薬局といいます。

薬剤師のポン
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最近増えてきていますね。

自分の薬局のすぐ近くの病院の処方箋は勝手に患者さんが、「近いから」という理由だけで持って来る方が多いです。

しかし、広域処方箋となると、患者さんからしたら、

「ここの薬局でもらう!!」

という、何かしら薬局にメリットを感じてきてもらう必要があります。

こちらから働きかける必要も出てくるというわけですね。

多くの薬局が広域処方箋の獲得に悩んでいるところが多いです。

実際に僕の勤める薬局も、門前の処方箋ばかり来ていました。

集中率は95%超え・・薬局としては売り上げはよくありませんでした。

しかし、1年間広域処方箋を増やす努力をした結果・・・

広域処方箋が現在の2倍以上に増え、集中率を減らすことに成功しました。

イエイ!!

加算も変更することができ、処方箋単価を上げることができました。

では、広域処方箋を獲得するにはどうしたらいいでしょうか?

広域処方箋を獲得する方法

お薬手帳の持参率を上げる

一見、

「広域病院を増やすのと関係なくない?」

と思われがちですが、実は大アリです。

お薬手帳は患者さんのお薬の情報が書いてあると同時に、患者さんが受診している病院の情報がわかります。

そのため、他の病院に行っているかどうかを判別するのにお薬手帳というツールは使えます。

患者さんが他の病院に行っていて、こちらから声かけをするかどうかを判断することができますね。

門前病院で処方箋をもってきている人に呼びかける

普段から薬局に足を運んできてくれている人は、一番話をもっていきやすい存在ですね。

しかし、門前病院から来られる方は、

  • この薬局は、病院の一部で薬をもらうところ
  • ここの薬局でしかこの処方箋のお薬はもらえない。

など、間違った知識をもっている方が多くいらっしゃいます。

そのため、普段からしている事ですが、お薬手帳をしっかりチェックするようにしましょう。

他の病院に行かれている可能性は充分にあります。

また、その病院が遠くにあるところだったら、その患者さんはその病院の近くの薬局でお薬をもらわれている可能性が高いですね。

そういった情報はお薬手帳で確認することができます。

もし、そういう方がいらっしゃれば、こちらから声を掛けてでも相談するメリットがあると思います。

「〇〇病院のお薬なら、うちの薬局でも用意できますよ」

こういった一言をかけるだけで充分だと思います。

興味がない方なら

「ああ、そうなの」

で済んじゃうと思いますが、家が近くだったり、遠くの病院の門前の薬局に不信感を抱いている人なら

「ここの薬局でお願いできますか?」

と聞いてくれる方もよくいらっしゃいます。

処方箋なしでの相談を幅広く受け付ける

OTCや、健康食品を販売している薬局なら、処方箋がなくても訪れる方がいると思います。

そういった方の健康相談にのるようにしましょう。

「病気にはなっていないけど健康について気になる」

と思っている方って結構多いんですよね・・実は。

そういった方の不安を取り除くようなお話ができれば、

「何かあったらここで相談しよう」

と思ってくれると思います。

薬局を安心できる場所と思ってもらうことが広域処方箋獲得の第一歩ですね。

門前病院の薬以外の相談を受け付ける

服薬指導で併用薬の確認をした時などに、患者さんから他の病院のお薬の飲み合わせの相談を受けることがあります。

もちろん相談されたら答えるのが普通だとは思います。

しかし、この答え方の中にも信頼されるポイントが含まれています。

まずはその薬に対しての患者さんの質問に、親身になって答えるようにしましょう。

患者さんのニーズに応える事が信頼を得る第一歩です。

患者さんが納得したら、ここで、その相談された薬に対するワンポイントアドバイスができるかどうかです。

ここが僕は重要だと思っています。

「この薬は朝、昼、晩の服用なので、お昼に忘れちゃう患者さん多いんですよね・・」

とか

「点眼薬は基本期限が1カ月なので、ユニパックに開封日を記載しておくといいですよ。」

など、患者さんが思わず「へえ~」と思えるような知識をここでサラッと言えるかどうかってめちゃくちゃ重要なんじゃないかと思っています。

そしてこのスキルを身に着けるのは結構時間がかかります。

なんせマニュアルなんかないので・・・

自分の経験則で学んでいくしかないんですね。

地域住民の方と仲良くなっておく

薬局の周りに住まれている地域の方と仲良くなっておきましょう。

普段から「〇〇薬局のポン先生」と知られておくと、何かあった時に相談に来られたり、思わず助けてもらうこともあります。

また、その方の身内の方のお薬などを任されたりと、仲良くなって損するような事はまずありません。

普段から地域住民の方と会えば挨拶するなどして顔を覚えておくようにしましょう。

また、患者さんや地域の方から道を尋ねられたりすることもしばしばあります。

「地域に根付いた薬局」を目指すなら、道案内はしっかりできてた方が話題も膨らむのでできるようになっていた方がおすすめです。

薬剤師のポン
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仲良くなってくると、思わぬところで患者さんや地域の方から差し入れをもらうこともあります。

うれしい♪

健康イベントを行う

スロータイムや休日を使って、健康イベントを行うのも広域処方箋獲得のチャンスに繋がります。

健康イベントを行っている薬局もだんだん増えてきました。

普段の患者さんはもちろんですが、広告等でアピールすることで、患者さん以外の方の集客も見込めるのが特徴です。

  • 40代、50代の、まだ働き盛りだけど健康に対して不安を持っている世代
  • 小さい子供を持つお母さん

をターゲットにするなどして、それぞれのターゲットにあった健康イベントの開催は、薬局の認知度を高めて、広域処方箋を持ってきてもらうチャンスにつなげることができますね。

薬剤師のポン
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ここで知り合った方から思わぬ相談を受けることも・・・。

薬局で開催できる健康イベント7選[現役薬剤師が語る!] この記事では、調剤薬局で開催することができる健康イベントについて、現役薬剤師であるポンが熱く語っていきます。 健康イベントとは...

SNSでアピール

若い世代の集客を見込みたいなら、SNSの集客も大きいです。

薬局のSNSや、その薬局内にインフルエンサーがいないと難しいかもしれませんが・・・。

バズるかどうかは置いといて、薬局宣伝のためのSNSは持っていた方がおすすめです。

広告を新聞やTVにお願いするとなると、とんでもない費用が必要になったりします。

そのため、SNSでの集客が可能になるほどのフォロワー数がいる薬局は、集客はもちろん、新入社員の採用についても費用をおさえて、尚且つ、その薬局のファンの方が来てくれるというメリットがあります。

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最近では社内インフルエンサーという制度を設けている薬局があるくらいですね♪

近くの病院、薬局がなくなった時はチャンス!

病院がなくなり、そこに行っていた患者さんが薬局にも相談に来るケースや、別の薬局が潰れて、そこの薬を自分の薬局で用意することができるか相談されるケースがあります。

前述した、

  • 処方箋なしでの相談を幅広く受け付ける
  • 地域住民の方と仲良くなっておく

などの条件が必要になってきますが、信頼を得ておくと患者さんの方から相談が舞い込んできます。

特殊なお薬や高額なお薬になってくると、用意するのは大変になってくるので、できる、できないの話はしっかりしておきましょう。

なんでも「できる」と言っておいて用意できなかった場合、せっかく積み上げてきた患者さんからの信頼がガタ落ちしてしまいます。

健康サポート薬局として認められる

健康サポート薬局とは、厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局として、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局のこと。皆さんの健康をより幅広く、積極的にサポートします。

日本薬剤師会HPより

身近な健康相談ができる薬局本来の姿にしよう!!という試みで健康サポート薬局という薬局の認定が存在します。

絶対に取らないといけない認定ではないですが、これをとることで、

  • 薬局で専門の知識をもつ薬剤師に健康相談をすることができますよ!
  • 相談内容次第で、あなたに適した医療機関を紹介しますよ!
  • 健康イベントを行っていますよ!

と国からも認められて全面的にアピールすることができます。

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こういったわかりやすい認定が意外と広域獲得の近道だったりします。

[健康サポート薬局とは?]現役薬剤師が徹底解説!! この記事では、「健康サポート薬局」について、役割や、認定要件について、現役薬剤師であるポンが徹底解説していきます。 これか...

広域処方箋を獲得する方法9選。現役薬剤師が語ります。まとめ

広域処方箋を獲得する方法を挙げてきましたが、結局は地域に根付いた薬局を目指すことが、一番有力な方法なんだと思います。

前述した9選も、全ては「地域に根付いた薬局を目指す」ことにつながります。

病院の集中率がカウントされる時代になったことで、門前病院のない、広域処方箋のみで営業をされる「面薬局」もでてきています。

門前に頼らないスタンスは素晴らしいことだと思います。

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薬剤師のポン
薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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