働き方

在宅医療とは??現役薬剤師が徹底解説!!

薬剤師のポン
薬剤師のポン
こんにちは。ブロガーのポン(@ponnenmaru6)です。

この記事では、調剤薬局での業務の一つ、「在宅医療」について、現役薬剤師であるポンが解説していきます。

在宅医療とは?

調剤薬局で勤めだして、しばらくすると、先輩薬剤師が

「〇〇さんの在宅いってきます~。」

と話しがあって、途中で出ていくことが出てきます。

僕も最初の頃は知らなかったので、

薬剤師のポン
薬剤師のポン
「なんだ在宅って?」

と感じることが多かったです。

では、在宅医療とは、どのような仕事内容なのでしょうか?

在宅医療とは、在宅介護を実施している患者の個人宅や、介護施設に行き、在宅でお薬をお渡しする、薬剤師の業務の一つです。

 

在宅医療が始まる時のパターン

在宅医療が始まる時のパターンは大きく分けて2つあります。

  • 病院の先生から在宅の依頼があった時
  • 薬局の薬剤師が、在宅が必要と判断

病院の医師から在宅の依頼があった時

普段から外来で病院に受診されている在宅の患者さんが、通院困難になり、医師が判断して在宅の依頼をされてくる事があります。

患者さんからのご希望で、お願いしたい薬局に病院が電話をかけてきて、在宅医療が成立する形となります。

また、地域包括支援センターの方を通して、薬局に依頼がくることもあります。

薬局の薬剤師が、在宅が必要と判断

薬局薬剤師が、自店舗に来局されている患者さんとお話して、「在宅が必要」と判断し、その患者さんのかかりつけ医に許可をもらい、在宅が成立することがあります。

歩行困難や、独居の方だと、すでに地域包括センターの方が把握している可能性がありますので、患者さんや患者さんご家族の方にも、担当のケアマネージャーさんがいるかどうかお話を聞いてみましょう。

在宅医療の内容とは?

それでは、在宅医療の内容について、詳しくみていきましょう。

在宅医療は、

  • 往診
  • 調剤
  • 在宅訪問
  • 報告書作成

の4つに分かれます。

一つ一つ解説していきます。

では、いってみましょう!!

往診

「在宅医療」では、Drと往診同行する時と、しない時の二種類があります。

Drと一緒に同行し、その場で相談しながら治療方針を決めて、処方箋を出してもらい、調剤を行う。

というパターンと、

Drが先に患者宅に行って治療方針を決めて、後で調剤薬局に処方箋が送られてきて、調剤を行う。

というパターンのおおよそ2通りがあります。

どちらでも薬剤師は臨機応変に対応する必要がありますが、前者の方が、自分もリアルタイムで患者の状態をみて、Drとの意思疎通もはっきりしています。

処方内容に関しても納得して進めやすい傾向にあります。

在宅医療(Drと同行するパターン)

在宅に行く日付を入念に確認しておき、指定日に病院にいきます。

病院に行って、Drと、または看護師さんと一緒に一台の車に乗って在宅に向かいます。

在宅医療を主にされているDrは、在宅に行く患者さんを数人抱えている方が多いので、何件か同じ日に回ることが多いです。

薬剤師も同行し、患者の状態をチェックしにいきます。

在宅医療を受ける患者さんは、

  • 家族の方が介護してくれている方
  • 一人で暮らされている方
  • 施設に入って、介護を受けている方

 

など、さまざまな背景の方が多いです。

その患者さんに合わせて、お薬の提供が求められます。

また、この「Drと同行するパターン」では、Drから「この薬とこの薬、どっちが飲ませやすいかな?」とか、「この薬が合わなかったから、この別剤形の薬わかる?」など、その場で聞かれる質問も結構あります。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
信頼されている証拠でもありますが、不意な質問はやっぱり緊張しますね(笑)

もしわからない質問が来ても、すぐに処方を出すわけではないので、

「すみません。今すぐに答えが出ないので後でお返事します。」

とわからないときは、後で調べてお話するようにしておきましょう。

知ったかぶりで話すのが一番信用を失い、また患者さんのためにもなりません。

だんだん経験を積んでいくことで

「Drは今日こういうのが気になるんだろうな。」

ということがわかってくるようになります。

在宅医療(後で処方箋がくるパターン)

Drが先に往診に行き、患者さんの状態をチェックします。

その後、処方箋が薬局に送られてきて、そこから薬剤師が調剤に入るパターンです。

その後、薬剤師が患者宅にお薬を持っていき、服薬指導を行います。

その場合、直接Drとのやり取りはないため、その場で質問をふられるということはないですが、患者さん事体をその場で見ていないため、どのような状態かを一緒に同行してみる時とは、処方について深く関わることができていない状態になります。

薬剤師のポン
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また、実際に患者さんとお会いするのは、調剤後のため、そこで処方について疑問を感じたり、疑義照会をすることになれば、また作り直しと二度手間になる可能性もあります。

調剤

薬局に戻り、調剤を行います。

実際に往診を行っていれば、

「さっきのあの患者さんだったな」

などと、患者の状態を把握した上で調剤することができますが、往診に行っていない場合は、薬から患者状態をある程度把握するようにしましょう。

患者さんの状態にもよりますが、在宅医療を受けている人は、介護が必要な方が主なので、お薬も、錠剤の粉砕や、一包化が主になります。

また患者宅で、「お薬カレンダー」につめて調剤する作業が必要になってくる可能性もあるので、Drや、患者家族の方ともお話しておくようにしましょう。


 

在宅訪問

お薬が用意できたら、患者宅にお薬をもっていきます。

在宅での現場は、その場で必要なデータやツールがありますので、自分なりにバックに詰めておくことをおすすめします。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
薬局内で「在宅バック」を共有しておくといいですね。

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患者宅を訪問し、患者さんと、患者家族の方に、お薬について服薬指導を行います。

現在の状態についてもここで把握しておくことが必要です。

「在宅訪問」での服薬指導で、患者さんの状態で聞くべき必要なことは以下の4つです。

  • 食事
  • 睡眠
  • 運動
  • 排泄

お薬がしっかり服用できているかなど、外来でも説明する内容はもちろん必要ですが、患者自身が介護してもらっている方なので、「食事」「睡眠」「運動」「排泄」については後で報告書を記載するためにも記録が必要です。

必ず聞いておくようにしましょう。

薬剤師のポン
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「食事」「睡眠」「運動」「排泄」のキーワードは、服薬指導中に、会話の中に織り交ぜておくのがポイント!!

トレーニング次第でどんどんスムーズにお話できるようになります。

報告書作成

「在宅訪問」で患者宅での服薬指導が終わったら、薬局に戻って「報告書の作成」が待っています。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
この作業が、重要な事だけどタイヘンな作業なんだよなあ~・・・

処方箋を発行したDrや、ケアマネージャーの方に、患者の現状を共有するために「報告書作成」は大事な業務です。

外来での服薬指導でも書いているSOAP形式に、もう少し詳しく書き足していく必要があります。

その中で、先ほど記載した、「食事」「睡眠」「運動」「排泄」のキーワードは現状報告に非常に重要な情報になります。

必ず報告書に盛り込むようにしましょう。

また、患者宅や施設で、訪問看護師の方とお話したりする情報も、報告書に記載しておきましょう。

薬剤師のポン
薬剤師のポン
報告書の送付方法は、病院やDrによって違ったりするので、事前に打ち合わせしておくようにしましょう。

どういった場所に薬を届けに行く?

個人宅

在宅の薬を届けにいくための、患者さんの個人の家です。

家族の方が介護されている場合が多く、対応は主にご家族の方がされます。

また、独居の方に家に行くこともあるため、薬の管理がしっかりできているか確認する必要があります。

無理そうならお薬カレンダーの導入や、一包化を見当する必要もでてきます。

グループホーム

同じユニットで暮らす入居者と家事などの役割を分担しながら、自立した生活を目指す施設です。

認知症対応型共同生活介護施設とも呼ばれています。

入居条件:

  • 認知症の診断を受けた方
  • 要支援2または、要介護1~5の認定を受けた方
  • 集団生活を営むことに支障のない方
  • 施設と同一の市区町村に住民票がある方

居室はユニット型で、グループ毎に共同生活を送ります。

人数は1ユニット5~9人で構成され、1つの施設につき最大3ユニットまでと定められています。

入居者は、生活支援、介護サービスを受けられるほかに、食事の準備から、掃除や洗濯など、「入居者が役割分担をもつ」という特徴があります。

季節ごとの行事や、園芸などの手先を使う催し物があったりします。

看護師の配置が義務付けられていません。

介入が難しいところもあります。

有料老人ホーム

民間企業が運営する民間施設。

入居条件は、要支援1~要介護5全部OK

また、65歳以上で自立している方を対象にしている施設もあります。

民間ならではの多様なサービスが特徴。

ほとんどが個室で居室面積基準は13㎡以上となっています。

最近の主流は18㎡以上となっており、洗面所とトイレ、広いところではミニキッチンやお風呂がついているところがあります。

入居者の受けられる主なサービス内容は、入浴、排泄の介助や食事の提供、洗濯や掃除などの家事支援、健康管理です。

入居者がいかに快適に暮らせるかを重視する施設もあります。

介護老人保健施設(老健)

症状の安定した方が、機能維持、改善のためのリハビリを中心とした介護を受け、在宅復帰を目指すのを目的とした施設です。

病院と老人ホームの中間のような施設で、要介護1~5の方が対象です。

看護、医学的な管理をもとリハビリに重点を置いた介護を受けることができます。

特別養護老人ホーム(特養)

社会福祉法人や自治体が運営する公的施設。

原則要介護3以上が入居条件となっています。

自宅での生活が難しく、中~重度の要介護者が対象です。

公的施設のため、介護度の重い方や、低所得者の保護に重点を置いています。

居室は、個室と、店員が2~4名の多床室があります。

1人当たり、居室面積基準10.65㎡以上という国の基準があります。

最近では、少人数にわけたユニット型が主流になってきています。

入居者は、入浴、排泄、食事などの介護や日常生活の介助、機能訓練、健康管理、療養上の世話といったサービス内容を受けています。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

主に、要介護度が高くない高齢者を対象とした施設です。

一般の住宅と変わらないような、自由度の高い生活ができます。

その上、安否確認や、生活相談などのサービスを受けることができます。

基本的に住宅単体では介護サービスが付いていません。

介護サービスは別途契約になります。

比較的元気な方々が多い印象です。

在宅医療とは??現役薬剤師が徹底解説 まとめ

いかがだったでしょうか?

ポンの経験談をもとに、「在宅医療」について徹底解説しました。

在宅医療の内容
  • 往診
  • 調剤
  • 在宅訪問
  • 報告書作成
在宅での服薬指導のポイント
  • 食事
  • 睡眠
  • 運動
  • 排泄

これから在宅を始める方、在宅医療について興味がある方に参考になれば幸いです。

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薬剤師のポン
薬局薬剤師9年目。 薬学部卒業後、大手チェーン薬局に就職。大病院の門前薬局の前で働き、あらゆる科の調剤を担当する。一通りの仕事がわかってきてから、「自分の地元だったらもっといい仕事ができる」と考え、自分の地元で働きたいと強く願うようになり、地元の調剤薬局に転職。現在は地域密着薬剤師として地元の中小薬局で勤務中。

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